Windows 10 Pro搭載の2in1PCで脅威の3万円台! FRONTIER「FRT110P」の実力と課題とは

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フロンティアは。3万円台のWindows 10 Pro搭載 2in1PC「FRT110P」を発売した。
価格は3万6,800円(税別)。

2in1PCは、オフィスや自宅ではノートPCスタイルとして、外出先や移動中ではタブレットとして使えるなど、利用シーンに合わせた使い方ができる。

そんな2in1PCでフロンティアが目指したのは、「Windows 10 Pro」のフル機能が低価格で使える製品だ。

■Windows 10 HomeとProは、何が違うのか?
Windows 10には、HomeとProがある。
一般に、低価格な2in1ノートPCやタブレットでは、Windows 10 Homeを搭載するモデルが多い。
理由は、HomeのほうがProよりも価格が安いからだ。

では、Windows 10 HomeとProは、価格以外には何が違うのだろうか?
マイクロソフトによると、
・Homeは、一般ユーザー向け
・Proは、一般ユーザー、及びスモールビジネス向け
と、されている。

実は、Windows 10 Proには、Homeよりもビジネス利用において役立つ機能が多く備わっているのだ。

Windows 10 Proには、代表的なものとして、以下のような機能がサポートされている。
・暗号化     大切なデータを暗号化(BitLocker)とセキュリティ監視で保護する
・リモート接続  外出先からでも自宅やオフィスのPC(Windows 10 Pro搭載機)にアクセスができる
・仮想マシン   1台のPCで複数のOSが使える

いずれも仕事での利用において、安全性、効率性においてProのほうが向上すると言える。

■Windows 10 Pro搭載でも、低価格を実現
最大の特長は、Windows 10 Homeより価格の高いWindows 10 Proを搭載していながら直販価格3万6,800円(税別)という低価格を実現しているところだ。

Windows 10 Proのパッケージ版は、実売価格2万1,630円(税込)で販売されており、Windows 10 Homeより、6,000円ほど高い。そのWindows 10 Proを搭載しながら、3万円台という価格は、非常に魅力的といえる。

しかし、安価なPCだと、スペックや品質など、基本性能が気になるところだ。
本製品は、CPUはインテル x5-Z8350 プロセッサー(定格1.44GHz/最大1.92GHz)、メモリーは2GB DDR3L-1333、ストレージは32GB eMMCを搭載する。ディスプレイは、10.1インチ、IPS方式の液晶パネルを採用し、解像度は800×1280ドット。明るく鮮やかな色表示を実現している。

CPUは、5〜10万円程度のミドルクラスのPCと同等、メモリーとストレージはローエンドモデルと同等といったところだ。
省電力CPUのx5-Z8350 モデルなので、外出先やオフィスでの軽作業には適したモデルと言える。
価格が3万円台ということもあり、メモリーとストレージ容量が小さいため、クラウド環境の利用や、外部メモリーの追加など、利用方法は少し工夫が要るだろう。

しかし、価格面ではWindows 10 Pro搭載で3万円台という圧倒的な安さは魅力だ。
表計算、文書やプレゼンなどの資料作成からWeb利用まで、軽度なビジネス利用には十分に役立つだろう。




インターフェイスは、microUSB、microHDMI出力端子を備える。
microHDMIケーブル経由で、プロジェクターや大型テレビに出力が可能なので、外出先でのプレゼンも可能だ。また本体にmicroSDメモリーカードスロットを搭載しており、市販のmicroSDを使って、ストレージ容量を増やすことで、本体ストレージ容量の小ささも補うことができる。

ワイヤレス機能は、IEEE 802.11 b / g / nとBluetooth 4.0をサポート。
最新のIEEE 802.11 acには非対応だが、オフィスや外出先でも、無線LANやWi-Fiルーターが利用できれば、十分に実用になるだろ。

カメラ機能は、前面に200万画素、背面にも500万画素のカメラを搭載している。
背面カメラも搭載されているので、タブレットモードで景色や資料などの画像から、動画撮影も可能だ。
また前面のカメラを利用して、出張先からのビデオ会議なども利用できる。




本製品は、Windows 10 Proを採用し、セキュリティ強化など、仕事での利用でのメリットが多い。
価格も3万円台ということもあり、ビジネス用途での外出用マシンやサブマシンと利用するのにも適しているだろう。
ただ、購入時のメモリーとストレージは少々心許ないので、microSDなどの外部ストレージ追加を検討することで、より実用的に利用することができるだろう。


ITライフハック 関口哲司