アルゼンチン・メンドサ州のワイン醸造場のブドウ園(2013年1月23日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ワインの製造は、生産地の多くでは霜やひょう、干ばつ、山火事などへの対処を迫られる大変な作業だが、世界一その苦労が大きいのはアルゼンチンのメンドサ(Mendoza)州、5位は日本の長野県とする調査結果が26日、発表された。

「グローバル・ワイン・リスク指数(Global Wine Risk Index)」は、地球物理学者や地球科学者、気象学者、経済学者らが自然災害によるワイン産業の損失データを1900年までさかのぼって調査し、まとめたもの。131か国、11万か所のワイン醸造所を対象としている。

 グローバル・ワイン・リスク指数の編集に協力したドイツ・カールスルーエ技術研究所(KIT)のジェームズ・ダニエル(James Daniell)氏は、「地震やひょう、洪水など、ありとあらゆる自然災害に見舞われているアルゼンチンのメンドサ州は、(ワイン製造に伴う困難度が)世界一だ」と述べている。

 同指数によると2位はジョージア(旧グルジア)、3位はモルドバ。同氏によると、この両国では国内総生産(GDP)が明らかに低い反面、GDPに占めるワインの割合が極めて高い。4位はスロベニア北西部で、5位は長野県とエクアドルのヤラキバレー(Yaraqui Valley)だった。

 ワイン産業による世界経済への直接的な貢献額は年間3000億ドル(約33兆円)と推定されているが、自然災害によってワインの生産には毎年10%の損失が生じており、損失額は推定100億ドル(約1兆円)とされている。
【翻訳編集】AFPBB News