「ハリポタからスター・トレックまで──映画に出てくる「架空の言語」を分析してみた」の写真・リンク付きの記事はこちら

惑星ヴァルカンでトイレを見つけようと思ったら、まずはその星の言語を学ぶ必要がある。 コンラング(人工言語)は、小説や映画でよく使われるものだ。こうした言語があるからこそ視聴者や読者は、酒場で『ロード・オブ・ザ・リング』のアルウェンに似た人に遭遇するのはどんな気持ちがするのか、あるいは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に出てくるグルートが爆発する旗艦で右と左のどちらに曲がれと言ったのか、そんなことをリアルに想像することができる。

しかし、どのように人工言語を学べばいいのだろうか? 架空の言語を学ぶのは簡単ではない。しかしどの言語を学ぶときとも同じように、まずは基本を習得することが重要である。

ありがたいことに、方言コーチのエリック・シンガーは、あなたが人工言語の無声歯茎側面摩擦音と口唇破裂音を区別することを助けてくれる。

彼は冒頭の動画で、蛇語の「パーセルタング」(ハリー・ポッター)、ドスラク語とハイ・ヴァリリア語(ゲーム・オブ・スローンズ)、クリンゴン語(スター・トレック)、ナヴィ語(アバター)、シンダール語(ロード・オブ・ザ・リング)の6つの言語について説明している。クリンゴン語の「目的語・動詞・主語」という珍しい語順は知られているかもしれないが、ハイ・ヴァリリア語にはスペイン語と同じような巻き舌の「R」音があるのは知っているだろうか。そして、ナヴィの言葉とビートボックスとで共通しているものとは?

シンガーはさらに、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』のイウォーク語や、映画『メッセージ』[日本語版記事]のヘプタポッドの言語、ファービーの不気味な鳴き声についても分析している。

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