女子テニス、ポルシェ・テニス・グランプリ、シングルス1回戦。ロベルタ・ビンチを下し歓喜するマリア・シャラポワ(2017年4月26日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】薬物違反による出場停止処分から復活を果たした女子テニスのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が26日、全仏オープンテニス(French Open 2017)やウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)出場のためならジュニアにも出場するとした上で、自身を批判するライバル選手との間に橋をかけるようなつもりはないと話した。

 主催者推薦(ワイルドカード)でポルシェ・テニス・グランプリ(Porsche Tennis Grand Prix 2017)に出場中のシャラポワは同日、ロベルタ・ビンチ(Roberta Vinci、イタリア)を7-5、6-3で下して2回戦に進出。元女王は15か月ぶりの復帰戦での白星を「世界で最高の気分」と表現した。

 2016年に行われた全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)の薬物検査で禁止薬物のメルドニウム(Meldonium)に陽性反応を示していたシャラポワは、すでにマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2017)とイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2017)のワイルドカードも与えられており、全仏オープンに主催者推薦で出場できるかは来月16日に判明する。

 3度目の優勝を目指すローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)と7月開催のウィンブルドンへの熱意を問われたシャラポワは「もし必要であれば、ジュニアにも出る準備をする。この部屋にいる誰もが、私がどれだけの勝負師であるか、そして本選入りを果たすチャンスがあれば、それをつかみに行くであろうことを知っている」と答えた。

「これまではワイルドカードを与えられてきて、私はそれを受け取って来た。トロフィーやプレートをもらっているのではない。ただ試合に勝ちたいだけで、それが私の仕事」

 ドイツ・シュツットガルト(Stuttgart)で開かれるポルシェ・テニス・グランプリでは3度の優勝経験を誇るシャラポワだが、自身をメインドローに入れた主催者の決定に対しては、特別待遇だとしてライバル選手から批判の声が上がっていた。

 満員の記者会見に臨んだシャラポワは「人々が言うことはコントロールできない。できるのはコートに出ることだけ。それが私の言葉だし、やるべきことを実行するというのが私のやり方。四大大会(グランドスラム)で5個のタイトルを獲得し、それを証明してきた」と個人攻撃を一蹴した。

「発言やコメント、記事といったものは人生において重要ではない。それについては、去年しっかりと学んだ。私は復帰の道を歩んでいる。この大会に出る資格があるのは200人、周囲にはニュースも飛び交う。でも真に大切なのはコート上で起きることだ」

 自身に科された処分についても「私は物事にいちいち腹を立てるような人間ではない。すぐに忘れるから」とコメントし、気持ちも新たに入れ替えていることを強調。「あそこ(ロッカールーム)では、あまり時間を使わない。練習といった自分の仕事をしてから部屋に入り、着替えを済ませて自分の荷物を取れば、あとはそこから出るだけ」と続けた。

「家、そして世界中にたくさんの友だちがいる。重要なのは自分が話す人や、家族や友人との関係だ」
【翻訳編集】AFPBB News