ストレスでがんじがらめの脳を解放すればスリムに!? 脳にストレスを与えていると、食欲中枢が刺激され過食に。その働きを正常にもどすダイエット法を解説します。

太る原因はカロリーではなく、ストレスだった

ダイエットといえば、食事制限や運動をしなければヤセられない、と思う人は多いのではないでしょうか。でも、医学博士の横倉恒雄先生によると、実はそれが太る原因なのです。例えば、「食べ過ぎないようにしなきゃ」と考えて食事をします。すると、脳は満足感を得られず、体は飢餓状態だと勘違いし、脂肪を蓄えてしまうのだとか。つまり、太るのは、カロリーの摂り過ぎではなく、ストレスに対して脳が過剰反応した結果だというのです。

現代は情報過多で、本能よりも理性が必要とされるため、ストレスが溜まりやすい状態です。脳はそのストレスに対抗しようと、体をリラックスさせるために食欲中枢を刺激し、過食や偏食の指令を出します。脳は一生懸命働いているつもりなのに、太る…という皮肉な結果に。

食べたい時に、好きなものを好きなだけ食べる

そんな悪循環を断ち切って「ヤセる脳」にするには、ストレスをできるだけ減らすことが大切です。そのためにはまず、本能の中で最も強い欲求である食欲を解放しましょう。食べたいときに好きなものを好きなだけ食べ、おいしいと感じることを続けると、正しい食欲が戻ります。1日3食食べるというルールも不要です。食事のときは、食べ物に集中するために、テレビなどはつけず、料理をきっちり味わいましょう。

また、「いただきます」「ごちそうさま」と言い、脳に食事の終わりと始まりの信号を送ります。また、食後に「おいしかった」と言うと、さらにハッピーな感情を認識させることもできるので◎。食後のデザートまで我慢せずにしっかり味わいましょう。

五感にいいことをどんどん取り入れて「ヤセ脳」へ

さらに「ヤセ脳」になるためにおすすめなのは、日常生活で五感にいい刺激をどんどん与えること。五感とは、視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚のことです。大人になると鈍くなりますが、意識して使うと反応がよくなります。すると脳の働きが正常に戻り、食欲の暴走が収まります。また代謝が上がり、溜まった脂肪も燃焼、ダイエットだけでなくホルモンバランスも整い、疲れにくい体になれるそう。

現代生活では視覚を使うことが多いので、花の香りやアロマをかいだり、ペットやぬいぐるみなどフワフワしたものをなでる、音楽を聴くなど、視覚以外の感覚を積極的に使うようにするとよいでしょう。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと