中国の国内総生産(GDP)は2010年に日本を抜いて世界第2位となった。また、近年は日本の一部企業の不振や中国企業の躍進などもあり、中国国内では「中国はもはや日本の国力を超えた」などという声も聞こえてくる。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国の国内総生産(GDP)は2010年に日本を抜いて世界第2位となった。また、近年は日本の一部企業の不振や中国企業の躍進などもあり、中国国内では「中国はもはや日本の国力を超えた」などという声も聞こえてくる。

 だが、果たして「中国はもはや日本の国力を超えた」という主張は的を得ているのだろうか。中国メディアの捜狐は22日付で、中国は日本を「決して軽視できない」と主張し、その理由について紹介している。

 記事は、中国では一部の人が「日本は天然資源に限りがあるうえ、高齢化が進んでおり、時代の流れについていけてない」という声があることを紹介。中国経済の飛躍的な発展に対し、日本は経済成長率が低迷しているため、「多くの中国人は、中国が全面的に日本を超えるのも時間の問題と考えている」と論じた。

 一方、中国国務院研究室の関係者は「日本は軽視できる国ではない」と認識していると紹介し、その根拠は「数多くある」と指摘。日本はバブル崩壊後20年以上にわたって低迷しているにもかかわらず、日本には安定した社会と裕福な生活があり、日本の一人当たりGDPは中国を圧倒的に上回っているうえ、日本は世界一の債権国であると指摘した。

 また、製造業においてもハイエンド製品の競争力は今なお世界有数であり、日本企業の研究開発能力は世界トップレベル、交通インフラは完備され、世界で最も調和と秩序が見られる国の1つであると指摘。

 さらに、日本人の民度についても注目し、礼儀正しく、企業は信用を大切にし、国民には自律心と団結の精神があると説明、そして「日本人は常に強烈な危機意識を持ち、非凡な適応能力」と「不撓不屈の精神」を有していると指摘、これらは日本が卓越した成果を獲得した重要な要素であり、「こうした要素こそ、日本が軽視できる国ではない理由だ」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)