中国初の国産空母は40年前のロシア空母を完全複製し、欠点も同じだと専門家が指摘。4月26日、大連港から離岸する中国の新空母(STR/AFP/Getty Images)

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 中国当局は26日、遼寧省の大連造船所で初の国産空母(001A型)の進水式を行った。専門家は、同空母の基本構造は1978年に設計された旧ソ連の空母を完全に複製した可能性が高いため、その欠点も受け継げたと指摘した。

 中国国内メディアによると、初の国産空母の製造は2013年11月に開始し、15年3月にドック内の組み立てを始めた。001A型空母は、ウクライナから購入した「遼寧号」に次ぎ中国の2隻目の航空母艦だが、中国は「独自設計」を主張している。今後、海上試験を経て、2020年に就役するとの見通し。

 進水式では、同空母の名称は発表されなかった。また、001A型排水量は5万トン以上で、通常動力推進空母とみられるが、中国国防部は、空母の詳細について公表していない。

 今年1月カナダ軍事専門誌「漢和ディフェンス・レビュー(漢和防務評論)」で同誌の平可夫編集長は、001A型空母の外観を見ると、その基本構造は旧ソ連のアドミラル・クズネツォフ(Kuznetsov)空(母を完全に複製したものだと分析する。

 平氏は、昨年12月にロシアのクズネツォフ空母が地中海付近で行われた過激派組織「イスラム国」への打撃作戦に参加したが、一連の技術的な故障が発生した結果、艦上戦闘機Su33とMiG29UBを一機ずつ失い、12月15日に作戦から外されたと指摘した。平氏は「001A型空母もクズネツォフ空母の欠点をもコピーした可能性が高い」との見解を示した。

(翻訳編集・張哲)