Windows 10のバイナリデータを調べたテクノロジー系ブログThurrottのラファエ・リベラ氏が、本来的に必要のない無駄なメタデータが多すぎ、パフォーマンスなどに悪影響を及ぼしていると指摘して、Windowsの最適化チームはもっと仕事を頑張るべき、とエールを送っています。

Windows is Bloated, Thanks to Adobe's Extensible Metadata Platform - Thurrott.com

https://www.thurrott.com/windows/109962/windows-bloated-thanks-adobes-extensible-metadata-platform

Adobe XMPは、画像ファイルなどの中にタイトル、識別子、GPS座標、色情報などのメタデータをXMLにシリアル化して混入させる技術(規格)です。付帯情報が必要な画像などではXMPデータは大きな意味を持つこともありますが、Windows OSでは基本的にこのようなデータは必要ないとリベラ氏は述べています。



リベラ氏がWindows 10のバイナリファイルについて、XMPを使ってメタデータがどれくらい含まれているのかを調べたところ、驚くべき量のデータが含まれていたとのこと。例えば。重要なシェルコンポーネントの一つである「Explorer.exe」(Windowsエクスプローラ)には、20%のメタデータが含まれています。リベラ氏によるとこの20%のデータは「純然たるゴミ」だとのこと。さらにひどいのがWindowsアプリのタイトルバーやフレームに関わる「ApplicationFrame.dll」で、なんと41%もの「純然たるゴミ」が含まれていたそうです。



Twinui、イメージその他のコンポーネントにはExplorerやApplicationFrameほど無駄なメタデータは含まれていなかったそうですが、それでも無駄なデータが含まれていないものは皆無だとリベラ氏は述べています。リベラ氏は、Windowsにとって本来的に無駄なメタデータはOSの起動時間や再配布可能なディスクイメージサイズ、サービス、ランタイム認証の検証作業などあらゆる面でWindowsの挙動に影響を及ぼすものであり、最適化が不可欠だと述べています。

なお、リベラ氏がWindows 10に含まれる「純然たるゴミ」を検出するために使ったツールは、以下のGitHubページで公開されています。

GitHub - riverar/eoraptor: Scan for wasteful PNG text chunks in PE files

https://github.com/riverar/eoraptor