25日、韓国では公務員試験の合格を目指し何年にもわたって受験生生活をする人が多く社会問題になっているが、そうした中、公共の自習室などで受験生間の「付箋テロ」が横行しているという。写真は付箋。

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2017年4月25日、韓国では公務員試験の合格を目指し何年にもわたって受験生生活をする人が多く社会問題になっているが、そうした中、公共の自習室などで受験生間の「付箋テロ」が横行しているという。韓国・ヘラルド経済が伝えた。

公務員を目指すイさん(28)は、自習室の隣の席の人が鼻をすする「クンクン」という音に気がおかしくなりそうになったため、付箋に「少しだけ静かにしてください。音が大き過ぎます」と書いて隣の席に貼った。その後、イさんが昼食を食べて席に戻ると、今度は自分の席に「集中力が足りないんじゃないですか。むしろ家で1人で勉強しましょう」と思わぬ反撃の付箋が貼られていたとのこと。

その他にも、「受験生なのに、毎日コーヒーを買ってくるのはぜいたくじゃないですか?同じ受験生同士、相対的な剥奪感が感じられるので…少し控えてください」「バッグのファスナーはドアの外で開けてから部屋に入ってほしい」「多機能ペンの使用は控えてください。スプリングの音が邪魔になります」「うつるからため息をつかないでください」など、付箋によるさまざまな「攻撃」があるそうだ。

このような「付箋テロ」の背景には、「公(コン)シオパス」の増加があるという。これは、社会的病質者の意の「ソシオパス」に「公務員」の語を組み合わせた造語だ。もとは司法・行政・外務試験を準備する受験生らが、何年にもわたる受験生生活で性格が敏感になったことを自嘲的に捉えた表現「考(コ)シオパス(考試+ソシオパス)」に由来するが、これが公務員試験にまで広まっているというのだ。

この報道に、韓国のネットユーザーから多数のコメントが寄せられているが、「コーヒー1杯で相対的な剥奪感とは(笑)。そんな状態で日常生活ができるの?」「付箋を貼る人の特徴。少しでも気になると付箋を貼るくせに、逆に誰かに貼られると、気を悪くして何としてでもその人の欠点を探そうとする」「そんなことにメンタルを揺さぶられてるから合格できないんだ」「他人を観察して付箋を貼る時間に、一問でももっと解いてたら合格できたんじゃない?」と付箋テロを非難するコメントが大半を占めている。

中には、韓国の現状について「こういうやつらが公務員になるから国がこんな調子」と指摘する声や、「公務員試験は分量も多いし合格できる保証もないから、何年も勉強することになる。それでも駄目で何か別のことをしようとしても、できることは何もなく年を取っていくだけ」と嘆きのコメントを寄せるユーザーもみられた。(翻訳・編集/松村)