イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に掌握されたイラク北部モスル近郊にあるハトラ遺跡の奪還作戦を進める政府側民兵部隊(2017年4月26日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】イラクの民兵組織は26日、国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界遺産に登録されている同国北部のハトラ(Hatra)遺跡をイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」から奪還した。

 同国第2の都市モスル(Mosul)周辺でISと戦う民兵組織「人民動員隊(Hashed al-Shaabi)」は「敵との激しい衝突の後、古都ハトラを解放した」と発表。同組織は25日に攻勢を開始し、周辺の砂漠地帯にある村々とハトラ遺跡を次々と制圧した。

 遺跡近くにある新市街の制圧は完了していないが、ISの防御は崩れており、同組織の部隊がすでに市内に進攻したという。

 2014年の一斉攻勢でイラク・シリア領土の広範囲を支配下に置いたISは、ハトラを含む各地の遺跡で破壊行為に及んできた。ハトラでは彫刻作品が被害を受けたが、その全容はまだ明らかになっていない。
【翻訳編集】AFPBB News