映画『天国からの奇跡』などのエウヘニオ・デルベス

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 メキシコの人気スターのエウヘニオ・デルベスが、話題のコメディー映画『ハウ・トゥ・ビー・ア・ラテン・ラバー(原題) / How to be a Latin Lover』について、4月19日(現地時間)ニューヨークのAOL開催のイベントで語った。

 かつてのプレイボーイ・マキシモ(エウヘニオ)は、80歳の妻から別れを切り出され、強制的にマンションを追い出され、疎遠だった妹サラ(サルマ・ハエック)と彼女の息子ヒューゴが住むアパートで暮らすことになる。すると、マキシモはヒューゴが好きな女の子を利用して、彼女の億万長者の祖母に近づいていく。映画『なんちゃって家族』などの俳優ケン・マリーノがメガホンを取った。

 今作の製作も担当しているエウヘニオは、コメディーの難しさについて「監督や脚本家など全員が納得する形で製作するのは難しかった。北米と中南米のユーモアは多少異なるから、クリエイティブの権限を(監督や脚本家に)委ねることは必要だった。僕はヒスパニックの人々をどのように笑わせるのかは理解できているが、北米の笑いは全く別物だ」と語った。今作では、スペイン語で話すシーンに、字幕の英語を入れず、マリーノ監督がそのスペイン語を英語で面白く解釈したジョークを、あえて字幕に入れたという。

 中年プレイボーイという設定について「実は、僕がスーツや(襟のついた)シャツを着ると、いろいろな人から『まるでラテン系の愛人みたい』と言われてね(笑)。そして今作の脚本家が、中年でラテン系の愛人という設定を持ちかけてきた。その脚本を僕は気に入り、(改稿した)3度目の脚本で、すぐに撮影することになった」と明かした。

 マリーノ監督について「ドラマには普遍的な要素があり、人々が泣くときは死や愛など同じ理由で泣いている。だがコメディーは、生まれた場所や年齢、さらに経済状況によって、その笑いのツボが異なる。今回はアメリカンジョークがわかるマリーノ監督を雇ったが、彼は監督、俳優、そしてコメディアンでもあることで、(それらの観点から)僕のユーモアもしっかり把握してくれた」と感謝した。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)