舞台挨拶に立った蒼井優と妻夫木聡

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 山田洋次監督が手がけた喜劇映画「家族はつらいよ」の続編「家族はつらいよ2」の完成披露試写会が4月26日、東京・丸の内ピカデリーで行われ、山田監督をはじめ出演した橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優が舞台挨拶に出席した。

 熟年離婚をめぐりドタバタを繰り広げる平田家の姿を温かく描き、興行収入13億円のヒットを記録、第40回日本アカデミー賞では優秀作品賞と優秀脚本賞を受賞した「家族はつらいよ」の続編。山田監督は「去年の8月の暑い盛りの撮影は本当に過酷で、クランクアップまで持つんだろうかと不安な日々でした。とうとうこの日が来たという思いです」と目を細め、橋爪も「パート2、掛け値なしに面白いです。普通、2って下がるじゃないですか。これは上がっちゃったんです」と自信をみなぎらせた。

 ところが正蔵は、「実は監督よりも怖いのは蒼井優さん。人のNGを笑ったり、打ち上げの場所を勝手に私の家に決めてしまったり。悪魔に近い」と“悪行”を暴露。蒼井は大笑いしながら正蔵の肩を叩き、「名前に“優しい”という文字が入っている蒼井優です」と反撃。蒼井の夫に扮した妻夫木は、「すみません、うちの嫁が、ご迷惑かけたみたいで」とフォローし客席を喜ばせていた。

 なおも蒼井は、「違うんです、正蔵さんの家で打ち上げというのは橋爪さんが言ったんですよ。全部あの人が黒幕なんです」と責任転嫁。橋爪が「言ってねえよ!」と笑うなか、正蔵は「妻夫木くんの結婚パーティーをやろうという話になったんですよ。そうしたら蒼井優さんから『会場はお前ん家』と指さされて決まった」と追撃の手を緩めない。蒼井は再び否定しながらも、「正蔵さんの家で、お弟子さんたちに『いつも正蔵がお世話になっています』と言って頂いたんですが、私も『うちの正蔵が……』という気持ちになりました。続編をやると、家族のようにリラックスしてお話させて頂けるんです」とほほ笑んでいた。

 さらに妻夫木は、「前作は待機部屋でみんなで集まっていたのに、今回、女性陣はどこかに行っちゃったり、個々でバラバラでした。でもその感じが逆に、本当の家族のようだった」と告白。蒼井も「自分たちで買ってきたちょっといいコーヒーを飲んで、女性だけでしゃべっているのが、本当の家のようでした」と同調し、仲睦まじい様子を見せていた。「家族はつらいよ2」は、5月27日から全国で公開される。