2017年後半に発売が噂されているApple Watch 3にはTouch IDが搭載されるかもしれない、とBusiness Koreaがレポートを通して伝えています。

Apple、2月に赤外線発光ダイオードを検知する特許を取得

今年2月、Appleはディスプレイ表面の赤外線ダイオードを検知する特許を取得しました。これは次期モデルのApple Watch 3に搭載予定のmicro LEDと併せて使うためだとみられています。
 
micro LEDは現在主流の有機ELディスプレイ(OLED)と比べて、安いコストで高精細・広色域を実現することができる次世代ディスプレイです。従来のLCDディスプレイと違いバックライトが必要ないため、さらなる薄型化などが見込めます。
 
そして、このmicro LEDパネルから赤外線ダイオードを検出するということは、スクリーン自体が指紋を読み取れることを意味しています。つまり、Apple Watch 3にこの2つの技術が搭載されることで、Touch IDの搭載が可能となります。
 
Appleは2014年に、micro LED技術を持つベンチャー企業LuxVueを買収したほか、2015年には台湾北部に極秘の研究施設を設置し、micro LEDディスプレイの研究を行っているとされています。

micro LEDはAppleがOLEDから脱却するためのきっかけとなる

今年秋に発売と噂のiPhone8にはOLEDディスプレイが搭載される見込みですが、micro LEDがApple Watch 3にうまく組み込まれれば、Appleは今後、iPhoneシリーズ用により大きなmicro LEDディスプレイの製造を進めていくでしょう。
 
micro LEDが実現すれば、現在韓国のSamsungやLGに委託しているディスプレイ製造を自社でできることになり、コスト削減にもつながります。

micro LEDディスプレイは台湾で製造予定

micro LEDディスプレイは台湾の桃園市に拠点を置く工場で製造され、今年後半にはAppleが少量のmicro LEDパネルを注文すると噂されています。
 
AppleがOLEDディスプレイから脱却するということになると、現在Apple Watchのディスプレイ受注を受けているLGは約2億ドル(約222億円)の損失、iPhone8用のOLEDサプライヤーSamsungも大打撃を受ける可能性があります。
 
 
Source:Business Korea, International Business Times
Photo:Reuters/Maxim Zmeyev
(kotobaya)