鳥栖vsC大阪は打ち合いの末の4-4ドロー《YBCルヴァンカップ》

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▽YBCルヴァンカップ2017のグループB第3節、サガン鳥栖vsセレッソ大阪が26日にベストアメニティスタジアムで行われ、4-4で引き分けた。

▽初戦となった前節で引き分けた鳥栖と、ここまで1勝1分けでグループ首位のC大阪が激突した。鳥栖は、直近のヴィッセル神戸戦から、原川、鎌田、趙以外の8選手を変更。一方のC大阪は、直近のヴァンフォーレ甲府戦から、GKキム・ジンヒョン以外の10選手を入れ替え、清武や水沼、リカルド・サントスらを先発起用した。

▽試合は、早々の6分にC大阪がスコアを動かす。リカルド・サントスが相手陣内で高橋のバックパスを奪う。そのまま仕掛けたリカルド・サントスがGKとの一対一を見事なループシュートで制して、C大阪が先行する。

▽しかし、ここから鳥栖も反撃。すると、24分に同点に追いつく。右サイド深くから小野がクロスを入れると、中央の鎌田がトラップしてシュート。これが決まり、鳥栖が試合を振り出しに戻した。

▽勢いづいた鳥栖は、続く37分にもゴールを奪う。左サイドの三丸が入れた好クロスに正面の富山がヘッド。これがゴール左に決まり、鳥栖が前半のうちに逆転する。

▽さらに鳥栖は直後の40分、セカンドボールをボックス左手前で叩いた高橋が豪快なミドルシュートをゴール右上隅に突き刺し、3-1とする。

▽2点差とされたC大阪だが、反撃の姿勢を強調すると、44分に点差を詰める。ボックス左に侵入した清武がグラウンダーのクロスを供給。中央に走り込んだ水沼がダイレクトで合わせてネットを揺らし、3-2とした。

▽迎えた後半、1点を追うC大阪は61分にゴールを奪う。左CKを鳥栖GK赤星に弾かれると、そのボールをダイレクトボレーで合わせた正面の水沼がシュートをゴール左に流し込み、3-3とした。

▽激しい叩き合いとなった試合、次にスコアを動かしたのは鳥栖。68分、ボックス左の鎌田が中に切れ込んで右足を振る。シュートがニアサイドのゴール左に決まり、鳥栖が再び勝ち越す。

▽しかし、C大阪もこのままでは終わらない。スブットーニのクリアが中途半端になると、ルーズボールに反応したボックス右の田中がダイレクトボレー。豪快にネットを揺らし、C大阪がスコアを4-4の同点とする。

▽その後、C大阪はアディショナルタイムに清武が際どいシュートを放つも、GK赤星に弾かれたボールはポストに直撃してゴールとはならず、そのまま試合終了。打ち合いの末、両者が勝ち点を分け合っている。