ニューヨーク・フェスティバルで銀賞を受賞した「ザ・ノンフィクション」の一場面

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日本時間の4月26日、アメリカ・ラスベガスで開催された国際メディアコンクール「ニューヨーク・フェスティバル」において、フジテレビの番組が“トリプル受賞”した。

【写真を見る】「舟を編む」はアニメ部門で銅賞を獲得!

受賞したのは「ザ・ノンフィクション『わ・す・れ・な・い 明日に向かって〜運命の少年』」(2016年、フジテレビ)、アニメ「舟を編む」(2016年、フジテレビ系)、「Bリーグ開幕戦 アルバルク東京×琉球ゴールデンキングス」(2016年、フジテレビ系)の3番組。

「ザ・ノンフィクション―」は人物・伝記部門で銀賞、アニメ「舟を編む」はアニメ番組部門で銅賞、「Bリーグ開幕戦―」は制作デザイン・美術ディレクション部門で銅賞をそれぞれ獲得した。

ニューヨーク・フェスティバルは、1957年に創設された国連主催の国際コンテスト。テレビ番組・映画・ラジオ・広告・インターネットなど、あらゆるジャンルの映像作品を審査・表彰し、今回は50カ国から多数の作品エントリーがあった。

「ザ・ノンフィクション―」は、東日本大震災で家族を失った少年2人の、心の成長を5年にわたって追い続けたドキュメンタリー。彼らを支えた大人たちの姿とともに、困難に直面した人間の現実、運命、そしてあすへの希望を見詰めた。

日本の辞書作りに焦点をあてたアニメ「舟を編む」は、2012年に本屋大賞を受賞した同名小説が原作。個性豊かな編さん者たちが、辞書作りの世界に没頭していく姿を描き、その丁寧な描写により原作ファンからも高い評価を受けていた。

「Bリーグ開幕戦―」は、日本で誕生した男子プロバスケットボールリーグの開幕戦を、新技術を生かした会場演出と放送演出で中継。LEDビジョンコートでのプロジェクションマッピングなど、革新的な取り組みが評価された。

スタッフのコメントは以下の通り。

■ 「ザ・ノンフィクション『わ・す・れ・な・い 明日に向かって〜運命の少年』」

【プロデューサー・西村朗氏(フジテレビ情報企画部)】

あの大震災から6年がたち、われわれ伝える側もその取り組み方に苦悩する中で、海外の制作者からこのドキュメンタリーを評価してもらえたことは大きな励みになります。

被災した方々と向き合い続けたディレクターたちの努力が報われ、とてもうれしいです。あらためて、被災した子供たちを見つめ続けることはわれわれの責務だと感じ、これからも伝え続けなければと思っております。

【ディレクター・八木里美氏(バンエイト)】

このような栄えある賞に選ばれ大変光栄です。震災直後の大変な状況から取材に協力してくれた子供たちやご家族、関係者の皆さまに心から御礼申し上げます。

大震災から6年が過ぎましたが、インフラや建物は復旧しても、被災者の心の傷が癒やされるにはまだ多くの時間が必要だと感じます。

その中でたくましく成長し困難を乗り越えようとする子供達の姿に、取材する私たちが勇気づけられ、癒やされてきました。これからも、被災地の子供たちの姿を見詰め、伝えて続けたいと思います。

■ 「舟を編む」

【プロデューサー・森彬俊(フジテレビアニメ開発部)】

「PSYCHO-PASS サイコパス2」に続き、今年もこのニューヨーク・フェスティバルで賞をいただくことができました。「舟を編む」は日本の辞書作りに焦点をあてた非常なドメスティックな作品です。

このような作品が海外で評価していただける事は非常に光栄であり、日本のアニメクリエーターの力が認められたという事だと思います。今後も評価していただけるような作品作りを目指していきたいと思います。

■ 「Bリーグ開幕戦 アルバルク東京×琉球ゴールデンキングス」

【制作統括・渡邊信治氏(フジテレビスポーツ局)】

“Bリーグ開幕”というバスケットボール界の歴史的瞬間を、スポーツの未来を感じる新しい中継にしたいという意気込みと、LEDビジョンコートや画期的なCG、ロビーカム等映像や音声へのプロとしてのこだわり、そして誰も踏み込まなかった分野へ“壁を破る”と挑戦した勇気が今回の受賞につながったのだと思います。

中継の機会を与えてくれたBリーグに感謝するとともに、高い制作力を発揮したスタッフ全員と受賞の喜びを分かち合いたいと思います。