【長期レポート】Autoblog編集部が推薦する、あなたにピッタリのマツダ「MX-5(ロードスター)」はコレだ! 

【ギャラリー】2016 Mazda Miata Club and 2017 Mazda Miata RF Grand Touring6


我々の長期レポート車に、待望のマツダ「MX-5 ミアータ・クラブ」が加わった。マツダ「MX-5 ミアータ(日本名:ロードスター)」にスポーティな装備を加えた仕様だが、スペック自体は標準のMX-5と共通だ。ところで我々は最近、MX-5のもう1つのバリエーションに試乗する機会を得た。「MX-5 ミアータ RF」(日本名:ロードスター RF)の上級グレード「グランド・ツーリング」だ。これら2台は同じシートメタルから生まれたが、驚くほど異なるクルマだった。というわけで、我々はこの両車を比較し、あなたが自分にぴったり合ったボディ・スタイルやトリム・レベルを選ぶためのガイドをお届けしたいと思う。



髪をなびかせて運転したいなら

太陽光を浴びて、髪をなびかせるようにドライブしたいという方には、ソフトトップのMX-5がぴったりだ。この手動開閉式ルーフの機構は、事実上、他のどんなコンバーチブル・モデルのルーフよりも早く開け放つことができる。突然の雨も、同様に簡単に防ぐことが可能だ。ルーフの開閉は、運転席に座ったまま、片手で簡単に素早く行うことができる。実質的に全方向から風を浴び、開放感が得られるのは、完全なコンバーチブルならではと言えるだろう。

一方、風で髪が乱れるのは嫌だけれど、太陽光だけ受けたいという方にとっては、RFの方がベターな選択だ。こちらのリトラクタブル・タルガトップも作動は素早く、わずか13秒で開けることも閉めることもできる。タルガトップは格納して、サイド・ウィンドウは閉めたままにしておけば、存分に陽射しを浴びることができ、風の流入は最小限に抑えられる。そして、ひとたびウィンドウを降ろせば、新鮮な空気が入り込んで来る。とはいえ、ファストバックのピラーが視界に入るため、ソフトトップほどの開放感は味わえない。しかし、風を防ぐことに価値を置く人にとっては、大した問題にならないだろう。


【ギャラリー】2017 Mazda Miata RF Grand Touring11


日常的に使い、時には長距離旅行も楽しみたいなら

多くのミアータは週末の楽しみ用として所有されているが、このクルマのアピール・ポイントの1つとして、日常使いに十分な荷室と高い信頼性を備えることが挙げられる。普段の通勤にミアータを使い、さらに長距離旅行もしたいと考えている方には、写真のようなRFの「グランド・ツーリング」トリム(3万2,620ドル≒約364万円)がお勧めだ。依然として静かなクルマとは言えないが、RFのハードトップの方が高速走行時には距離を問わず快適だからだ。

グランド・ツーリングのトリムを薦めるにはいくつかの理由がある。その最たるものは、寛容なサスペンションだ。路面からの突き上げを見事に抑えてくれるだけでなく、ハンドリングの愉しさも損なわれていない。また、グランド・ツーリング・トリムには、下位グレードのミアータではオプションまたは装着不可となる魅力的な装備が含まれている。ナビゲーション・システムやシート・ヒーター、レザー・シート、自動防眩ルームミラー、ガレージドア・オープナーなどが標準で装備されているのだ。


【ギャラリー】2016 Mazda Miata Club9


週末にはサーキットで暴れたいなら

何よりもパフォーマンスを重視するというのであれば、「クラブ」トリムの中でも、伝統的なソフトトップのミアータ(2万8,800ドル≒約320万円)が一番だ。「RF クラブ」もソフトトップのクラブと同等の装備を持つが、キャンバス地のルーフなら車重を約45kgも軽減できる。固めのスプリングとビルシュタイン製ショックアブソーバー、そして何より肝心の機械式LSD(リミテッド・スリップ・ディファレンシャル)が装備されるクラブを選ぶことは必須である。

クラブにはオプションとしてブレンボ/BBSパッケージ(3,400ドル≒約30万円)が用意されており、これを選ぶと美しいBBS製の17インチ鍛造メッシュ・ホイールやサイドスカート、リップスポイラー、ブレンボ製フロント・ブレーキが付く。我々の長期レポート車にはこのパッケージが装着されている。見た目がカッコイイだけではなく、ブレーキ性能も強化されるので、サーキットやジムカーナでもタイムに差が出る。



予算が限られている方は?

誰もがミアータに好きなだけ装備を付けられるほどの資金を持っているわけではない。しかし幸いなことに、ソフトトップのベース・グレードである「スポーツ」でも十分に楽しめ、価格は2万5,790ドル(約290万円)からとなっている。このモデルでも他の全グレードと同じ155hpのエンジンと素晴らしいギアボックスが搭載されている。サスペンションはグランド・ツーリングと共通だから、轍の上でも荒れた路面でも快適だろう。他にもエアコンや、USBとBluetooth接続が可能なオーディオ、クルーズコントロール、革巻きステアリング・ホイールとシフトノブなど、基本的な装備は揃っている。

ここで、このベース・モデルに欠けている点も挙げておくが、それほど心配することもない。省略されている装備で最も重要なのは、LSDがないことだ。これは、マニュアル・トランスミッションのクラブだけに搭載され、スポーツやグランド・ツーリングにはオプションでも用意されていない。しかし、上で挙げたような筋金入りのスポーツ走行派でない限り、LSDがなくてもそれほど気にならないだろう。

クラブのような外観にするためのアピアランス・パッケージはオプションで用意されているが、さらに出費が嵩むことになる。我々は長期レポート車のクラブの外観を気に入っているが、予算に余裕がないなら無理して付ける必要はない。ただし、少なくとも我々のクルマと同じ素敵なセラミック・メタリックのペイントなら、追加料金なしで選ぶことが可能だ。

By Joel Stocksdale
翻訳:日本映像翻訳アカデミー