しかもイケメンです。

東京駅丸の内駅舎に巨大アートを映し出すプロジェクションマッピング、「TOKYO HIKARI VISION」が開催されたのは、2012年のこと。あまりに人が集まりすぎ、イベントが途中で中止になるなど熱狂的な支持を集めました。

その仕掛け人こそが、アーティストであり、株式会社ネイキッド代表の村松亮太郎さん。今も精力的に活動を続ける村松さんのロングインタビューが、IBMのWebメディアMugendai(無限大)に掲載されていましたよ。


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村松さんのキャリアのスタートは役者。その後映画監督に転向し、作品が世界中の映画祭にノミネートされるなど活躍を続けました。仲間4人で始めたネイキッドも、20年前を経た今、100人規模のクリエイター集団に成長しています。

そんな村松さんが、アーティストとして今最も力を発揮できると考えているのが、プロジェクションマッピングなのだそう。

言うまでもなく、プロジェクションマッピングはテクノロジーなしには実現しませんが、村松さんご自身は、「テクノロジーが世界を変えるとは思っていない」とのこと。一体どういうことなのでしょうか。


テクノロジーを人の方に引き寄せたいと考えています。かつてテクノロジー・アートと言う言葉がはやり、僕もそのように言われました。テクノロジーの恩恵に大いにあずかっていることは否定しませんが、テクノロジーが世界を変えるとは思っていません。テクノロジーに使われるのではなく、人がテクノロジーを使う。人の感覚って軽視できないところがあって、僕は理屈よりそちらを信じていますね。


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映画、インターネット、そしてプロジェクションマッピングと活躍の場を広げる村松さん。結局本業は何屋さんなの? と言われることもありそうですが、ご本人は「ジャンルで分けるのは好きではない」とおっしゃっています。ネイキッド立ち上げ時の状況を以下のように語っています。


当時、コンピューター・グラフィクスはCG屋さん、映画は映画屋さんというように住む村を分別していました。業界からは「NAKEDのような形態がうまくいくわけがない」と99%否定されていました。

しかし、もの事は本来あいまいなカオスです。「それを分別するのは愚か者だ」という仏教の教えを聞いたことがあります。僕自身もいわば空っぽのミキサーのような存在であって、いろいろなものを入れてかき混ぜると新しいものができる、といった感じなのです。

NAKEDはクリエイティブ・カンパニーです。何をテーマにするかは、あくまで自分の感覚が頼りです。マーケティングで情報を集めて仕事をしたのでは、しょせんフォロワーにしかなれません。創造的なことをやるには、データから答えを出すのではなく、真っ暗なところを自ら走ることで答えを見い出さねばなりません。


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その他にも、長野県阿智村を「星」でブランディングする10年計画、アートの循環によるコミュニケーションの形、エンターテインメントと経営面からのディズニーランド評など、興味深い内容が満載のインタビューは、Mugendai(無限大)からぜひ続きをお楽しみください。


source: Mugendai(無限大)

(渡邊徹則)