“芸術作品踏みつけ平然とする男”に非難

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展示されている芸術作品を踏みつけてしまったにも関わらず、気付いていないのか、気にしていないのか、プレゼンに聞き入る男性の様子が物議を醸している。

仏ニースの近代現代美術館で、ご当地のアーティストであり、欧米人初の柔道四段を取得するなど、日本とも縁の深いイヴ・クラインの作品展示会が先日行われた。地中海の青と空の青に影響を受けたその作品は、特許も取得したという印象的な青で知られているが、ある男性が「砂場」と呼ばれる作品を踏みつけてしまったそうだ。

作品によっては数十億の値がつく芸術家の作品を無造作に踏みつけた男性。しかし、悪びれずにいるその姿には、怒りというよりは軽蔑の意見が多く寄せられており、「まったく情けない限りだ」「靴を青色にしたいなら特許料を払う必要があるよ」「これがフランス人だ。これこそがフランス人」といった反応があるようだ。

なお、作品は学芸員らによって無事修復され、特に罰金などを支払うことはなかったと伝えられている。