今年登場する新iPhoneは3つではなく2つ?
中国の技術系ブログMICGadgetは、「Foxconn(鴻海精密工業)に勤務する友人からの情報」として、今年発売される見込みの次期iPhoneが2モデルになると伝えています。これまでは専らiPhone 7s/7s Plus、iPhone 8(以上、いずれも仮称)の3モデルと噂されていましたが、否定されたかっこうです。FoxconnはiPhone製造を請け負う最大手のサプライヤーとして知られる台湾の電子機器製造会社。「7 Plus」のデュアルレンズに関する噂など、iPhone関連の情報源としてたびたび名前が挙がる企業です。

MICGadgetはアップル情報については最高の信憑性があるソースとは言えませんが、先日のKGIセキュリティアナリストMing-Chi Kuo氏が伝えた観測と矛盾するものではありません。KGIは「7s」の方は従来デザインを踏襲するため、狭額縁を採用した最新Androidスマートフォンよりも古臭く見える可能性があるとして、発売に際しての不安材料をあげていました。

「予想された3つのうち2つ」の組合せは3通りありますが、具体的な外形図と合わせて「8」ダミーモデルの写真が出回った件なども考慮に入れれば、「7s plus/8」となるかもしれません。いずれにせよ、現段階では「アップル主要サプライヤー社内の友人」や「ダミーモデルと断りを入れた画像」の域を出るものではなく、確定した情報は何もないことも事実です。

アップルの秘密主義はMacについては緩みつつあるものの、iPhoneではまだまだ健在です。確たる情報が入ってこない今だからこそ「次期iPhoneを予想できる知的ぜいたく」と割り切ったほうがいいでしょう。