昨年(2016年)は関東地方で取水制限が行われるなど水不足が心配されましたが、今年の状況はどうでしょうか?

各ダム貯水率(2016年6月14日と2017年4月25日の比較)


昨年と現在の貯水率

2016年は関東の冬季の雪不足や5月からの雨が少ないことが影響し、利根川水系(関東の水がめ)の貯水量が減り続け、取水制限も行われました。上の貯水率の表を見ると、昨年の日直予報士で取り上げた2016年6月14日の時点では矢木沢ダムで9%、利根川の8ダム合計でも37%と少ない状況でした。
今年(2017年)は、4月25日の0時の段階で、8ダム合計で76%、平均比で93%。いずれも若干下回っていますが、この先徐々に雪融けによる水がダムに流入する見込みです。


今年の積雪の状況は?

では、各地の積雪の状況はどうでしょうか?4月24日現在の積雪量を見てみると、青森県の酸ケ湯で237センチ(昨年は139センチ)、山形県の肘折で63センチ(昨年は0センチ)、福島県の桧枝岐で100センチ(昨年は0センチ)。過去にはこれよりも多く雪が残っていた年もありましたが、昨年と比べるとはるかに多くなっています。
国土交通省関東地方整備局のデータによると、群馬県の尾瀬沼地点で162センチ(4月25日9時現在)。関東の山も融雪水が期待できそうです。
さらに、最新の3か月予報では、関東の降水量は5月は平年並みか少ない予想ですが、6月は平年並み、7月は平年並みか多い見込みです。梅雨時は例年通り、雨の量が多くなることが予想され、昨年のような深刻な水不足には至らなそうです。