【抱川聯合ニュース】韓国軍は26日、韓米合同演習の一環として韓国北部の京畿道・抱川の陸軍訓練場で実施した「統合火力撃滅訓練」の様子を公開し、陸軍が昨年5月から運用している大型攻撃ヘリコプターAH64E(通称アパッチ)による射撃訓練を初披露した。黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行首相や韓民求(ハン・ミング)国防部長官、一般人ら約2000人が参観した。
 アパッチは有事の際に北朝鮮軍の戦車に対する攻撃を担う韓国軍の中核兵器。8キロ離れた場所にある敵の戦車を一瞬にして役立たずにする空対地ミサイル「ヘルファイア」16発を搭載している。ホバリング(空中停止)した状態で機体の前部分に搭載した30ミリ機関銃をターゲットに向けて発射する訓練、左右に搭載した2.75インチロケット弾を1.2キロ離れたターゲットに正確に命中させる訓練などが公開された。アパッチは数十発のロケット弾を発射する間も空中に静止したままだった。
 訓練にはアパッチのほか、自走砲K9、多連装ロケットシステム(MLRS)、戦車K2など韓国軍の主な兵器が大挙登場。空軍のF15KやKF16などの主力戦闘機も爆撃のデモンストレーションを行った。
 在韓米軍も、訓練にアパッチや攻撃機A10、戦車M1A2、ブラッドレー戦闘車などを動員した。訓練に参加した兵力は韓米両軍で計2000人余り、装備は250余りに達する。北朝鮮が核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験などを行う可能性が指摘され、朝鮮半島情勢が緊迫化する中、軍事力を誇示して北朝鮮を強くけん制した格好だ。
 訓練は北朝鮮軍が突如韓国に侵攻してきた状況を想定し、韓米軍が北朝鮮の長距離砲やミサイル基地、地上軍、司令塔の拠点を破壊し、目標地域を占拠するというシナリオで実施された。韓米軍による統合火力撃滅訓練は韓国国民の安全保障への不安を和らげることに焦点を当てた訓練で、1977年に始まり今回で9回目。
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