普段はまるで絵のようなテレビ「The Frame」

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 【ポルトガル・リスボン発】ポルトガル・リスボンで開かれた「IFA GPC(Global Press Conference)2017」2日目の4月21日、サムスンは今年初頭に米・ラスベガスで開催された「CES 2017」で発表した本体分離型の量子ドット液晶テレビ「QLED TV」と「The Frame」の2ラインの新製品を紹介した。

 「テレビ新時代」と題したプレゼンテーションで登壇したサムスン・エレクトロニクス・ヨーロッパのMichael Zoller 副社長 兼 ビジュアル・ディスプレイ長は、「テレビは、今も昔も世界の窓としての機能は継続しており、エンタテインメントの中心的な存在。さらに、IoT時代はコネクテッドホームの中心的な存在となる」といい、「求められながらも、これまではなかなか実現できなかったことも実現できるようになった」として、その一つが「壁との隙間なくぴったりと設置できる本来の意味での壁掛けテレビ」だと話した。

 70%の消費者がテレビを壁掛けにして使いたいと考えているという調査結果を紹介しながら「問題は本体とディスプレイの接続」と指摘。そこで、「ディスプレイと本体をほぼ透明な目立たない細いケーブルでつなぐことができる『QLED TV』がリビングルームを変える」とアピールした。

 「QLED TV」は、同社が提唱する「量子ドット液晶テレビ」で、従来の液晶テレビに比べ、高コントラストで明るいという特徴をもつ。

 Zoller副社長は、テレビでありながら使用していない時にはまるで絵画のような画面に切り替わる新コンセプト製品「The Frame」も紹介。「アートモードでは、あたかもアート作品として存在する。自動明るさセンサによって、人がいるときは、他に飾ってある絵画や写真と違和感がない作品表示を実現。人がいなくなると完全に電源が切れ、何も表示しなくなる。テレビモードに切り替えればもちろんテレビ番組も楽しめる。電源がオンでもオフでもシームレスな美しいテレビだ」と話した。

 「The Frame」は5月の終わりに発売予定。価格は、55インチモデルで2199ユーロ。(BCN・道越一郎)