卓球のアジア選手権女子シングルスで中国のトップ選手3人を破り優勝した平野美宇の発言が、中国で物議を醸している。写真は平野美宇。

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卓球のアジア選手権女子シングルス(中国無錫)で中国のトップ選手3人を破り優勝した平野美宇の発言が、中国で物議を醸している。

24日に韓国から帰国した平野は、世界ランク1、2、5位の中国選手を破って優勝したことについて聞かれると、「もともと中国選手は雲の上の存在だった。今回勝つことができて、全然普通なんだなと。自分も勝てるし、見方が変わった」「もっと上にいかないといけない。自分が成長すれば何回も連続で勝てる。中国選手を完全に超えたい」と語った。

この発言について、中国のスポーツメディア・新浪体育は「平野美宇の帰国は福原愛並みの待遇、『中国選手は普通になった』」などと伝え、騰訊体育は「17歳の日本選手『中国卓球は普通』」などと報じている。網易体育は「平野美宇、中国を越えると強気の発言」と伝えた。

一方、この話題について最も多くの記事を配信している捜狐体育は「平野がまたビッグマウス、『中国は大したことない』」「日本の若手選手が中国チームをおとしめた」「平野美宇が東京五輪で中国をつぶすと騒ぎ立てる」など、やや刺激的なタイトルを付けている。

また、新浪体育、騰訊体育、捜狐体育の3社は平野の「自分も勝てるし…」という発言を「我完全能[多句]戦勝(私は完全に勝つことができる)」とやや大げさなニュアンスに翻訳して伝えている。意図的なのか、ニュアンスを理解していなかったのか、「中国選手を完全に超えたい」という発言と混同したのかは定かではないが、日本語に精通している在日中国人からは「我也可以戦勝(私も勝つことができる)の方が適当」との声も聞かれる。

ネットユーザーからは、「能力があるのは素晴らしいが、退路は残しておいた方がいい。中国は長年、卓球の覇権を握ってきたけど、相手をリスペクトしないことはなかった。彼女のコーチは卓球だけじゃなく、人としてどうあるべきかを教えてあげないといけない」という指摘もあるが、「世界ランク1、2、5位の選手に3連勝。しかも3−0の圧勝(準決勝と決勝)なんだから絶対に運じゃなく実力。逆の立場になってみなよ、気が大きくならないわけがない」と理解を示す声もある。(編集/北田)