By Marco Verch

Appleがワイヤレス給電の国際規格である「Qi」の策定・普及を進める業界団体ワイヤレスパワーコンソーシアムに加盟したことで、「次期iPhoneがQi準拠のワイヤレス充電対応端末になるのでは」という期待が高まっていましたが、新たにワイヤレス充電技術を開発するPowermatのエラド・ダジンスキーCEOが「次期iPhoneではワイヤレス充電が標準機能になる」と発言し話題となっています。

Powermat CEO calls wireless charging a ‘standard feature in the next iPhone’ | 9to5Mac

https://9to5mac.com/2017/04/25/powermat-ceo-iphone-8-wireless-charging/



Powermatのエラド・ダジンスキーCEOは、Appleとは全くの無関係な同社の人事関連ニュースリリースの中で、「最近のAppleの発表で、ワイヤレス充電が次期iPhoneの標準機能となることが明かされました。我々の技術がついにメインストリームに採用される時がきたのです」と述べています。このコメントについてApple関連のニュースを取り扱う9to5Macは、「大手ワイヤレス充電メーカーのCEOとして、次期iPhoneの詳細について何かを事前に知る立場にあるのかもしれない」としています。

ダジンスキーCEOは、「『最新のAppleの発表』で新しいiPhoneがワイヤレス充電を標準採用すると発表した」と記していますが、この「最新のAppleの発表」はプレスリリースなどを見る限りどこにも存在しません。よって、9to5Macは「この『最新のAppleの発表』というのは、Appleがワイヤレスパワーコンソーシアムに加盟したことを指しているのではないか」とも述べているのですが、その真偽のほどは不明です。Appleのワイヤレスパワーコンソーシアム加盟前から、「次期iPhoneがワイヤレス充電に対応するのでは?」というウワサは度々出ていましたが、今回のように企業のトップが明言したことはこれまでありませんでした。

次期iPhoneのワイヤレス充電方式は「Qi」で決まりか、Appleがワイヤレスパワーコンソーシアムに加盟 - GIGAZINE



PowermatはAppleが採用するワイヤレス充電方式を採用すると発表していますが、その発表からは「Appleがどのようなワイヤレス充電方式を採用するのか?」の詳細を知ることはできません。そもそも「その詳細を知っているようにも見えない」と9to5Macは記していますが、いずれにせよ2017年後半になればウワサの極小ベゼルに進化した次期iPhoneがリリースされるとみられています。

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なお、iPhone誕生から10周年を迎える2017年に登場する次期iPhoneについてはさまざまな予測が飛び交っていますが、KGI Securitiesのアナリストは「iPhone 7とiPhone 7 Plusのアップグレードモデルおよび、まったく新しい第三のモデルとなるiPhone 8の全てがワイヤレス充電に対応する」、JPモルガンのアナリストは「Appleはワイヤレス充電技術についてBroadcomと協力関係にあるが、この機能は来年まで出荷されない可能性がある」と、見解はやや分かれています。