【詳細】他の写真はこちら

撮影もDJも激しい現場なのでタフさは道具選びの大事な基準です





カメラマン

P.M.Kenさん

1996年頃からMacintoshとPhotoshopを駆使した合成写真に取り組み始める。その独特のスキルとアイデアで、写真の枠を越えた数多くのクリエイティブに携わる。



フルサイズミラーレスでライカMレンズを使う



銀塩カメラを使っていた時代から、フィルムをスキャンしてMacで現像したりしていました。もちろんデジタル入稿なんかできない時代でしたので、ピクトログラフィーで出力して印刷所に渡したりとか。その延長で、写真を合成しての作品作りなども手掛けるようになりました。だから、デジタルカメラに移行したのも早かったと思います。ニコンの『D1』が登場した時代から使っていますが、進化のスピードが速いですね。少し前まで、ここぞという時は「フェーズワン」の1億画素のカメラを使ったりしていましたが、『D810』が出た頃から出番がなくなりましたね。やっと使わなくなったという感じです。

でも、ソニーの『α7 R』が出て、ミラーレスでも一眼レフとほぼ同等の画質を実現可能になった。そうなると、やはり軽くて機動力が高いのは魅力ですよね。僕はシャッターボタンの位置が変わった『α7 R II』になってから購入しましたが、ほとんどの撮影はこのカメラで事足りてしまう。今でもスタジオなどで撮影する際は『D810』を持って行きますが、海外に作品撮りに足を運ぶ時などはもっぱらミラーレスです。「α7」を使い始めてソニーのプロサービスにも加入したのですが、新しいレンズを試させてもらったり重宝しています。プロサービスですが、まだ牧歌的というか出入りする人たちも含めてカメラ好きが集まっている雰囲気も楽しいですね。



ソニー

α7R II

実勢価格:41万9990円

35mmフルサイズセンサーを搭載したミラーレス機。有効約4240万画素の圧倒的な解像度を誇るモデルに、アダプターを介してライカ『トリエルマーM 16/18/21mm f4』のレンズを付ける。

しかもテックアートの『LM-EA7』というマウントアダプターを使うと、マニュアルフォーカス(MF)のレンズでAFが使える。レンズを前後に動かすことでAFを動かすというシステムですが、意外なほどスムーズでピントの合焦も速いんですよ。無限遠で使えば望遠から寄りまでカバーできますし、無敵のオモチャを手に入れた気分ですね(笑)。


「α」シリーズは『α7 R II』と『α7 II』の2台を所有。2台とも持って行くのはサブカメラが必要な時だというが、その際もコンパクトなのはメリットになっている。

『G-SHOCK』は山登りもするので購入したのですが、撮影中も重宝していますね。



カシオ G-SHOCK

MUDMASTER GWG-1000-1A3JF

実勢価格:6万480円

すべてのボタンにガード構造を採用し、ボタンシャフトにもガスケットを内装した新マッドレジスト構造を搭載。着けたままドリルなども使える耐振動性も備える。

時間を知るのにスマホだといちいちポケットから出さないといけないですが、アナログ表示の時計だと一瞬視界に入っただけで読める。特にこのモデルは「プロトレック」シリーズに使われてた文字盤と共通で視認性がいいんですよ。もちろん、こんなタフ機能が必要になるようなハードな山に行くわけではないのですが「自分が死んでも動き続けるんだろうな」というオーバースペックな感じが気に入っています。最近、クルマを30年前のメルセデス・ベンツ「ゲレンデヴァーゲン」に乗り換えたのですが、そのクルマと似た雰囲気を感じますね。


撮影時もDJ時にも装着しているという『G-SHOCK MUDMASTER』。アナログ文字盤は視認性も良く、タウンユースでも違和感の少ないデザインだ。

月一くらいでハウス系のDJもやらせてもらっているのですが、クラブの大きな音の中で自分がかける曲をモニタリングするには、片耳タイプのヘッドホンが一番なんです。ヒップホップ系のDJはスクラッチをするので両耳タイプがいいようですが、今かかっている曲も聞きながら次の曲をチェックするような使い方には片耳がいい。それも大音量の中で曲の輪郭がわかるような音質がほしいんです。そういう意味で、スタジオモニターヘッドホンのような繊細な音は必要ない。VESTAXの『KMX-3』はさすがにDJ機器メーカーだけあってその辺の音作りも含めて必要な機能が揃っていますね。何より丈夫にできているのがいい。踏んだり踏まれたりする撮影現場より過酷な環境で使うものなので(笑)。



VESTAX

KMX-3

実勢価格:1万2950円

大音量の中でも片耳に当ててリズムをモニターできるように設計されたDJ用スティック型ヘッドホン。左右のスピーカーから出る音の切り替えも可能だ。


スティック部を肩に挟み込んで両手が使えるようにするため、傾斜の角度を挟みやすい23度に設定。ケーブルが根元の方だけカールしているのも使いやすいポイントだ。

クルマもそうですが、道具を選ぶ際に爛織佞記瓩箸いΔ里錬韻弔料択基準になっていますね。

文/増谷茂樹 撮影/向殿政高

※『デジモノステーション』2017年4月号より抜粋

関連記事



ヘッドホン女子Kaopangさんが選ぶ「今、最も手放せないヘッドホン3モデル」

元ソニーマン、Uber Japan社長 郄橋正巳氏が選ぶ“こだわりのデジモノ”は?

3Dプロジェクションマッピングの鬼才・村松亮太郎氏が紹介する「心に響くクオリティを備えたデジモノ」

自分より短命なモノは使わない。インテリア・スタイリスト窪川勝哉氏の「三種の神器」

「失敗上等」の精神が逸品と出会うコツ。ニッポン放送 吉田アナはちょっとでも気になったら買っちゃいます

どこでも10秒で仕事環境が作れる!ブロガー いしたにまさき氏が愛用する3つの“道具”

Cerevo CEO岩佐琢磨氏に聞く、プレゼンを勝ち抜くための“デジモノ三種宝”

電気工具1つでDIYライフが充実。DIYer(s)編集長 古川彩子さんがおすすめするのは?