搬入される関連装備=26日、星州(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】在韓米軍が26日午前0時から4時間ほどで、米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の装備を南部・慶尚北道星州郡内の用地に配備した。発射台6基と射撃管制レーダー、迎撃ミサイルなど大部分の装備が運び込まれたことから、近いうちに初期作戦能力の確保に向けた装備のテストが始まるとみられる。

 米軍の事情に詳しい韓国軍筋は、「まずは初期配備の形と理解すればよい」としながら、「米軍は装備をひとまず配備しておき、各種の性能テストなど初期作戦運用に必要な事項を検証、確保する立場だと承知している」と伝えた。
 射撃管制レーダーは完成した状態で、迅速に移動できるようトレーラーに搭載されている。これは米軍がグアムに配備しているレーダーと同じ状態だ。
 また、配備用地は元ゴルフ場のため、発射台を置く場所をコンクリートで平らにする作業だけすればよい。
 韓国国防部はこれまで、THAAD配備に関する韓米協議のプロセスなどを踏まえると、来月9日投開票の大統領選の前に装備を配備するのは物理的に不可能との立場を示してきた。今月20日に韓米両国が用地供与の手続きを完了した直後も、環境影響評価(アセスメント)などの手順が残っていると説明した。
 しかし、米軍側はこの日、軍事作戦並みの素早さで装備を配備した。そのため国防部の今までの説明はごまかしにすぎなかったと指摘されそうだ。
 韓国軍関係者は「韓米はTHAADを速やかに配備し年内に作戦運用に入るという姿勢を明らかにしてきた。装備を配備して性能テストなどを経る必要があるため、初期配備の形となった」と主張した。
mgk1202@yna.co.kr