年々市場規模が拡大しているシェアリングエコノミーだが、中国でも家のシェアや自転車のシェアといったシェアリングサービスを利用できるようになっている。しかし中国メディアの今日頭条は22日付で、シェアリングエコノミーは中国の国情に合っているのだろうかと疑問を投げかけている。(イメージ写真提供:123RF)

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 年々市場規模が拡大しているシェアリングエコノミーだが、中国でも家のシェアや自転車のシェアといったシェアリングサービスを利用できるようになっている。しかし中国メディアの今日頭条は22日付で、シェアリングエコノミーは中国の国情に合っているのだろうかと疑問を投げかけている。

 記事は、中国政府が自動車の排ガスを減らす目的で7-8年前に始めた「自転車のシェアリング」に言及する一方、同サービスでは用意された自転車が次々と紛失あるいは損壊するという現象が生じていると紹介。利用者による損壊や紛失を非難する社会の声や政府からの警告も「焼け石に水」という状態であると説明した。

 また、中国には民泊仲介サイト「airbnb」を模倣した不動産のシェアリングサービスを提供する企業が何社か存在しているが、いずれの会社も大して利益を上げることができていないと説明。それは中国人の性格とも関係があるとし、「中国人は自分の友人なら喜んで家に上げるが、見知らぬ人を家に上げることには抵抗があるため」と指摘した。

 さらに借りる側もホストの家がどれほど立派であっても、所詮は他人の家であるゆえに心からリラックスできないと説明。また、大多数の中国人は人と話すのが苦手であり、見知らぬ人と仲良くする能力は西洋人に劣ると指摘、それゆえにこの種のサービスは中国国内で発展を見ていないと論じた。

 自転車のシェアリングについては、中国各地でサービスが提供されている。一般的には最初に300元(約4800円)ほどの保証金を支払って登録することが求められるが、登録後は30分0.5-1元(8-16円)で自転車を利用することが可能だ。所定の場所に返す必要がなく、乗り捨てができる。利用したい人は、別の利用者によって乗り捨てられた自転車を自由に利用することができ、スマートフォンを使ってロック解除できる。便利なサービスだが、記事も指摘しているとおり、自転車の損壊や紛失があるのも事実であり、引き続き利用できるかどうかは中国人の民度にかかっているといえるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)