25日、環球時報によると、オーストラリアの研究機関が「中国の政治的に無条件な援助や投資が、太平洋の島国に危機をもたらしている」との報告を発表した。写真はシドニー。

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2017年4月25日、環球時報によると、オーストラリアの研究機関が「中国の政治的に無条件な援助や投資が、太平洋の島国に危機をもたらしている」との報告を発表した。

現地メディア9newsによると、オーストラリア戦略政策研究所(ASPI)が発表したオーストラリア国立大学戦略・国防研究センター講師による報告の中で、「中国のような南太平洋地域の『非伝統的な外部勢力』による付加条件のない対外支援が、オーストラリアの一部隣国の安定を破壊する可能性がある」と指摘されている。

報告はまた、中国が太平洋の一部諸国に提供している「ソフトローン」の持続可能性についても疑問を呈したほか、「オーストラリアは地政学的環境の変化を受け入れられていない。当該地域に迫っている潜在的な脅威に対し、明確な外交戦略を持っておらず、地域における影響力が弱まっている」とも論じた。

この報告について、中国系オーストリア人学者・雪珥(シュエ・アル)氏は「ASPIはきちんとしたシンクタンクではない。大多数の資金は米国やオーストラリアの国防当局から得ており、多くの欧米軍需企業とつながりがある」と指摘。「中国が対外支援に政治的な条件を付けないというのは、西側が中国を攻撃する際のターゲットの一つとなっている。彼らは当然のように対外支援を政治的な道具とみているのだ。第2次世界大戦後、オーストラリアは南太平洋地域でリーダー的役割を演じて来たが、地域諸国との関係はとても微妙であり、一部の国では排斥感情もある」と語っている。(翻訳・編集/川尻)