23日、小学生らの利用が多い韓国の子ども図書館に、性に関して微妙で気まずい表現を盛り込んだ性教育図書が数多く置かれていることが明らかになった。資料写真。

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2017年4月23日、小学生らの利用が多い韓国の子ども図書館に、性に関して微妙で気まずい表現を盛り込んだ性教育図書が数多く置かれていることが明らかになった。韓国・JTBCテレビが伝えた。

子ども図書館には子ども向けの性教育図書が多く所蔵されているが、本を開いてみると、性に対する正しい価値観を子どもたちに植え付けるどころか、とんでもない内容が少なくないことが分かった。子どもたちが見るには気まずい表現もあちこちでみられ、女性のS字ライン(ウエストのくびれ)や男性の腹筋を強調した挿絵が掲載された本もあったという。子どもたちがよく利用する小学校の図書館も同様で、性器や胸の拡大手術をあおるような絵本もあったという。

ある女性団体が公共機関に置かれた子ども向けの性教育図書を分析したところ、約4分の1の図書に、性に対し歪曲(わいきょく)した認識を与え得るとの懸念が指摘された。刺激的で暴力的、低レベルな挿絵の図書を通じて、子どもたちが性に対して誤った認識を持ちかねないというのだ。

しかし図書館関係者からは「(図書をじっくり選定する)時間がなく、インターネットの書評を基に買っている」など、「内容を一つ一つ把握することは容易ではない」との声が上がっている。

専門家らは、「児童期は性に対する価値観が定着する時期であるため、よりきめ細かな内容の検証が必要」と助言している。

この報道に、ネットユーザーからは「性教育の核心は、性に対する正しい認識と性文化をつくること。歪曲された情報を教育することも問題だが、気まずいからといって隠すのも間違った教育」「『成長とともに自分で学んでいくだろう』と放置するから、現実と区分できない人が多い」「下品な歌詞に露出の多い衣装などのアイドル文化が問題」と韓国の性教育の問題点への指摘や、「『女性は胸が大きい方が美しい』『男性は腹筋があった方がカッコいい』というニュアンスを含んでいるのが問題。性に対する間違った認識を植え付けてる」「男は筋肉があって背が180センチ以上なくてはならない。女はスタイルが良くて165センチ以上なくてはならない。こういう偏見や先入観は捨てるべきだ」と問題の本質を指摘するコメントが多く集まっている。

中には、「(性教育を)現実的に教えれば『赤裸々』と大騒ぎ、現実的に教えられないようにすれば『現実と懸け離れてる』と大騒ぎ。どうすればいいわけ?」「税金でやることはどうしてこうも無駄ばかりなんだろう…」など、ため息が聞こえてくるような嘆きの声も上がった。(翻訳・編集/松村)