「iPhone8」への搭載が見込まれる有機EL(OLED)ディスプレイの基幹技術を持つ企業として、出光興産にスポットライトが当たっている、とBloombergが報じています。

「iPhone8」のOLED採用で注目を浴びる出光

今秋発売が噂される、iPhoneの10周年記念モデル「iPhone8」には、省電力で薄型軽量化が可能で発色が鮮やかなOLEDディスプレイが採用されると見込まれています。
 
出光興産は、1970年代の石油危機をきっかけに、石油事業への依存度を下げる目的で事業の多角化を進めており、そのひとつがOLED事業でした。
 

 
同社は早い時期から研究に着手したことで、基礎的な特許を抑えることができており、他社の参入障壁にもなっている、とのことです。
 
出光はOLEDの研究開発のために国際展開も積極的に進めており、昨年はドイツ企業Merckと特許相互利用提携、今年1月にはOLED材料の開発体制強化のためスイスに子会社を設立しています。
 
なお、出光は、LGが発売している「LG OLED TV」に同社のOLED材料が使われていることを公表しています。

Appleはすでに「OLEDの次」を見ている、との報道も

OLEDディスプレイは、現時点でSamsungが世界最大の生産能力を持っており、Appleは「iPhone8」のために7,000万台分のOLEDディスプレイをSamsungに発注した、と伝えられています。
 
OLEDは、今後の市場拡大を見越して、シャープやジャパンディスプレイなども量産体制を整えつつあり次世代ディスプレイの中心になると期待されています。
 
一方で、Appleは「iPhone」の次の世代のモデルに向けて、micro-LEDを自社開発すべく研究開発に取り組んでいる、との報道もあります。

 
 
Source:Bloomberg
Photo:出光興産
(hato)