25日、北海道小樽市で女性4人が死傷した飲酒ひき逃げ事件で、最高裁判所は元飲食店従業員の海津被告の上告を棄却し、懲役22年判決を確定させた。韓国メディアはこのニュースを伝え、「韓国とさまざまな面で比較される判決、社会慣行だ」と指摘している。資料写真。

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2017年4月25日、北海道小樽市で女性4人が死傷した飲酒ひき逃げ事件で、最高裁判所は元飲食店従業員の海津雅英被告の上告を棄却し、1・2審の懲役22年判決を確定させた。韓国・KBSはこのニュースを伝え、「韓国とさまざまな面で比較される判決、社会慣行だ」と指摘している。

海津被告は14年7月13日、小樽市で飲酒の影響で正常な運転が困難な状態で車を運転し、女性3人をはねて死亡させ、1人に重傷を負わせて逃走した。

被告は当初、過失運転致死傷などの疑いで起訴されたが、遺族を含む7万人以上が署名に参加した結果、判決時は法定刑がより重い危険運転致死傷罪の疑いに変更された。

被告側は1審で「酒を飲んで運転したが、事故の原因は脇見運転」と主張して過失運転致死傷罪の適用を求めたが、1審の札幌地裁と2審の札幌高裁は「被告の注意力が顕著に低下したのは酒の影響以外に考えられない。無謀で危険な運転だった」とし、危険運転致死傷罪を適用した検察の求刑通り懲役22年の判決を言い渡した。被告はこれを不服として上告したが、最高裁は今月18日付で被告の上告を棄却した。

今回の事件で亡くなった女性の父親は「最高裁の判決までにはもっと時間がかかると思っていたので、正直驚いた」とし、「飲酒運連による事故が少しでも減れば娘も喜ぶと思う」と述べた。その上で「娘との生活は戻ってこないので、事故直後より苦しみは大きくなっている」とつらい心情を明かした。母親も「娘を失くした後、私たちの未来も消えた」とし、「事故後に救急車を呼ばずに逃げたことが最も許せない。被告はその点について深く考えなければならない」と強調した。

同事件について、KBSは「飲酒ひき逃げが不運の交通事故ではなく重大な犯罪事件であるという点で、日本の裁判所の判決は韓国にも示唆を与えている」と伝えている。KBSは事件の初期段階から被告人の顔が公開されていたことに触れ、「被告は出所した後も社会の平凡な一員として復帰することは難しいだろう。韓国と多くの面で比較される判決、社会慣行だ」と主張している。さらに、「社会の安全を脅かす犯罪に対し、日本社会は冷酷なほど徹底的に制裁を科している」とし、その背景について「被害者の遺族らが一生背負う苦痛を考えると、被告の人権を配慮することに慎重にならざるを得ないという社会的合意があるためではないだろうか」と述べている。

これについて、韓国のネットユーザーからは「韓国なら懲役3年に執行猶予5年」「うらやましい。韓国は心神喪失で減刑になる」「これが正義だ」「顔公開に懲役22年。韓国の警察、検察、裁判官は見ているか?今だけを見るのではなく、悲劇が繰り返されないようにしよう」「やっぱり日本は先進国」「韓国が日本に勝てない理由だ」「日本から学ぼう」「韓国でも似たような事件があったけど、遺族らと合意して執行猶予判決が出た」「日本の裁判官を輸入しよう」「韓国の現実がもどかしい」「日本はヘル朝鮮(地獄の韓国)のように正義が抹殺された国ではないから」「これが日本と韓国の裁判官の違い」など、日本の裁判所の判決をうらやむ声が多く寄せられている。(翻訳・編集/堂本)