Doctors Me(ドクターズミー)- 【妊娠8カ月】妊娠後期スタート!出産に向けたママと赤ちゃんの変化とは?

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妊娠8カ月は、「出産」を目前にした最終ステージの始まりの月です。

そんな時期のママの身体やお腹の中の赤ちゃんがどんな様子なのか、気になりますよね。

そこで今回は、そんな妊娠8カ月を週ごとに解説していきます。

妊娠8カ月は妊娠後期の始まりの月

妊娠8カ月は、妊娠後期がスタートする時です。週数で言うと28週〜31週です。お腹はせり出し、一目で妊婦さんだと認識されるようになります。そんな妊娠8カ月は気持ちや体調にどんな変化があるのでしょうか?

気持ちの面


「もうすぐ赤ちゃんにあえる」という喜びを感じる反面、初産婦さんは初めてママとなる不安や経産婦さんは上の子どもたちとの関わり方などに悩みはじめ「マタニティーブルー」を強く感じる方もいます。

不安なことがあれば、助産師さんや同じ悩みを抱える妊婦さん、家族に相談をして、少しでも気持ちがリラックスできるようにしましょう。

また、初産婦さんであれば夫婦2人きりで過ごす時間はあとわずかです。

無理しない程度にデートを楽しんだり、出産の立ち合いや子育てなどについて話すことで、出産にも前向きに考えられるようになるので、赤ちゃんが生まれるまでの時間を楽しんでみてください。

体調面


赤ちゃんの成長に合わせてお腹が大きくなり、膀胱も圧迫されるようになります。それにより、昼夜問わず頻繁にトイレに行くことも。また、胎動が一段と強くなります。

これらが原因で、このころから寝不足になる妊婦さんもいるようです。寝不足気味なら、寝れるときに少しでも寝るようにしましょう。

アクロバティックな胎動が少なくなるものの、大きくなった分胎動が強くなります。そのため、お腹の張りも感じやすくなります。

お腹が硬いと思ったら、まずは安静にして休むようにしましょう。無理をすると早産のリスクが高まります。そうなると絶対安静のために入院しないといけなくなるので、異変を感じたらしっかりと休息をとりましょう。

【妊娠28週目】足元がより見えづらくなる

妊娠8カ月最初の週である28週。このころは、おへそとみぞおちの間くらいに子宮の上部があり、お腹がグッとせり出してきます。

そのため、ママは足元が見えづらくなります。階段はもちろん、少しの段差でもつまづいてしまうことがあるので、足元は慎重に確認するようにしましょう。

また、よりお腹が大きくなって血流が悪くなり、むくみや静脈瘤などが出やすくなります。翌朝には引いているようであれば問題ありませんが、むくみっぱなしの場合は、一度病院を受診するようにしましょう。

赤ちゃんの成長


・推定体重:950g〜1400g
・内臓器官や中枢神経機能がほぼ完成

28週目に入ると、個人差はあるものの赤ちゃんの体重が1000gを超え始めます。心臓や肺などの内臓器官や脳などの中枢神経の機能など重要な器官や機能がほぼ出来上がってきます。

そのため、妊娠28週以降に早産となった場合も、体重が1000g以上あり、専門的な医療処置が受けられる医療機関など、条件が合えば早産時の救命率は95%以上とも言われています。

【妊娠29週目】お腹の張りや前駆陣痛を感じることも

妊娠29週のころは、昼夜の感覚がない赤ちゃんが夜になると活発に動くことがあります。これにより、ママは寝不足になったり、お腹の張りを感じやすくなる時期でもあります。

また、早い人ではこの29週目ごろから、出産に向けた準備体操的な役割がある前駆陣痛が始まることもあります。この前駆陣痛は、不規則に軽い痛みがあり、強くなることなく時間が経つと治まるのが特徴です。

痛みを感じたら少し安静にして様子を見ましょう。もし痛みが強くなったり、規則的に起こるようなことがあれば早産の可能性がありますので、おかしいなと思ったら、すぐみかかりつけの病院に相談しましょう。

赤ちゃんの成長


・推定体重:1100g〜1600g
・心拍もしっかりと確認でき、骨髄の働きもほぼ完全になる

29週目に入ると、超音波写真で心臓の弁や心拍などを確認できるようになります。骨髄が赤血球の製造を始めるなど、骨髄の働きはいつ生まれても大丈夫なほどほぼ完全になります。

聴覚もしっかりとしてくるので、どんどん語り掛けてあげると胎動で反応してくれることもありますよ。

【妊娠30週目】体重管理が大変に

妊娠30週になると、赤ちゃんの成長と羊水量の増加でお腹は急激に大きくなります。体重も増えやすくなり、いつの間にか1週間500gの目安をオーバーしているなんて方も出てきます。

動きづらいかもしれませんが、週に500g以上増えているようであれば、少し散歩をしたり、ステップを使った上り下りなどで運動をして、体重管理をしっかりとしましょう。

また、皮膚が急に大きくなったお腹について行けず、妊娠線ができやすい時期でもあります。お風呂上りなどにしっかりと保湿をしてケアしましょう。

赤ちゃんの成長


・推定体重:1200g〜1750g
・超音波検査でも一部分しか見えなくなるほど大きく成長
・呼吸に似た動きをし始める

超音波で見ても顔、手・足など、全体を映し出せないほど大きくなるので、お腹の中で自由に動き回るスペースが減り、アクロバティックな胎動も減りはじめます。

ただ、胎動が全くなくなることはないので、24時間のうちに1度も胎動を感じなかったり、胎動が急に弱くなったなどの変化があれば、何かトラブルが発生しているのかもしれません。

そんな時は、かかりつけの病院に相談しましょう。

また、このころの赤ちゃんは、誕生に備えた呼吸様運動をし始めます。羊水を飲み込みながら横隔膜を上下させて、呼吸の練習をし、生まれる準備をするのです。

一生懸命お腹の中で頑張っている姿に、ママも励まされる時期です。

【妊娠31週目】息苦しさや尿漏れなどに悩むことも

妊娠31週になると、子宮底もみぞおちのあたりまでくるため、息苦しさや胸やけなどを感じやすくなります。

また、骨盤底筋が出産準備のために緩み、膀胱をより圧迫するため頻尿になったり、くしゃみや力を入れた時に尿漏れを引き起こすこともあります。

尿漏れパッドを利用したり、骨盤ベルトなどで骨盤底にかかる負担を軽くすることで防げることがあるので、それらをうまく活用して乗り切りましょう。

赤ちゃんの成長


・推定体重:1300g〜1900g
・大きな動きが減り、瞬きやあくびなどの小さな動きが増える

このころの赤ちゃんは、大きな動きが少なくなります。ただ、胎動で感じないだけで赤ちゃんは意外と色んな動きをしているんです。

超音波検査で見た時に、瞬きをしたり、あくびをしている姿が見られたり、指を動かして遊んだり指しゃぶりをすることもあるんだとか。

超音波検査の時にどんな様子が見られるのか、健診が待ち遠しくなりますね。

妊娠8カ月ママも赤ちゃんも出産準備のラストスパートのとき

妊娠8カ月になると、ママは体重を管理して体調を整え、出産に備えた心の準備を始める時期で、赤ちゃんは内臓や神経などがほぼ完成し、生まれたあとの準備段階に入ってくる大切な時期です。

妊娠後期を順調に乗り切れるよう、ここまで頑張ってきた自分をしっかりと労わって、心穏やかな時間を過ごしてくださいね。

(監修:Doctors Me 医師)