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日本電信電話(NTT)などは4月25日、将来光アクセス基礎技術「エラスティック光アグリゲーションネットワーク(EλAN)」の実証実験に成功したと発表した。

同成果は、NTT、日立製作所、OKI、慶應義塾大学(慶大)、KDDI総合研究所、古河電気工業の6機関によるもので、6月1日〜2日に開催される国際学会「iPOP2017 (The 13th International Conference on IP+Optical Network)」に出展される予定。

EλANは、光周波数の利用効率を向上する適応変復調OFDM伝送方式を用いながら、アクセス(加入者-局舎間)・メトロ(局舎間)ネットワークを波長選択スイッチを介して光信号のまま伝送するネットワーク。インターネット・ビジネス向け回線・モバイルなど複数のサービスで利用される異なる性質のトラフィックに対し、伸縮自在(エラスティック)な通信速度・光周波数帯域の割り当てを行うことができる。

今回6機関は、EλANの有用性・信頼性について機能検証機で実験を行った。具体的には、最大伝送距離40km、1波長あたりの最大通信速度10Gbit/s、最大収容端末数512を模擬した実験系において、伸縮自在な通信速度・光周波数帯域割当機能を確認するとともに、あるメトロ局舎が被災したことを想定したユースケースの検証を実施。この結果、10km離れた場所に残された別のメトロ局舎が、被災したメトロ局舎に接続されていたサービスを、10秒以内に自律的にサービス断絶前と同じ通信速度で再接続することに成功した。

同技術は、2030年以降に訪れるサービスの多様化に適応できるアクセス・メトロネットワークの基礎技術として期待されているもので、6機関は今後、EλANのさらなる技術成熟度および信頼性向上をめざしていくとしている。

(周藤瞳美)