人の顔は時間とともに変化し、歳相応に深みを増してくるものです。しかし顔の変化はそれだけのみならず、普段の行動の癖が顔に少しずつ力を加えていき、時間をかけて顔を歪ませていくこともあります。誰だっていつまでも綺麗な顔でいたいもの、顔を歪ませる原因を知り、悪い習慣はすぐに直すようにしましょう。

左右対称は美人であることの条件

一般的に美人顔であることの条件は、顔のパーツが整っていて左右対称であることと言われます。芸能人やモデルさんなど、綺麗な人は左右のバランスが整っていることが多いですよね。ところで左右対称が良いとされるのは顔だけではありません。美術や建築の分野においても、よく配置にシンメトリーを取り入れています。なぜならシンメトリーでバランスが取れていることは、安定感を与え威厳を示すのに効果的だからです。

人間の顔は大雑把に言えば左右対称ですが、生まれつき人によって、大きさや位置に多少の違いがあります。その違いはその人の個性となり愛嬌といえるでしょう。しかし後天的に生活習慣が顔を変形させ、次第に左右対称から遠ざけてしまうことがあります。このような悪習慣による変化は、できれば避けたいものです。

歪みをチェックしてみよう

あなたの顔は大丈夫ですか?ここで歪みのチェックをしてみましょう。

目の大きさや位置が左右で違っていませんか。鼻の筋が顔に対してまっすぐ通っていますか。上下の歯の中心が揃っていますか。口角の位置が左右で違っていませんか。歯並びが悪くありませんか。

顔が歪んでしまう原因がある!

顔の歪みにつながる原因は多数あり、例えば事故などによる衝撃で顔が歪んでしまうことがあります。歯の噛み合わせが関係していることがよくあり、それは食事をするときに、どうしても噛みやすい場所ばかり使ってしまうからです。

よく使う部分だけ筋肉が発達し、使わない部分の筋肉は衰えるため、それが顔の歪みとなって現れるのです。顔を歪ませないためには、できるだけ歯並びを整えるようにするのが良いでしょう。また日常の癖が顔の歪みに大きく関係することがあるので、注意が必要です。

片側ばかりで頬づえをつく寝るときに横を向くことが多く、いつも同じ方向を向いてしまうカバンやショルダーなど、いつも同じ側肩や手で持つ座ったときにいつも足を組んでしまう噛むときに片側ばかり使っている

これらの癖、つまりは体の片側ばかりを使う癖が、顔を歪ませる原因となるのです。またこれらの癖は顔だけでなく、体の歪みとなって現れることもあることもあります。

何気なくしていたことが、顔のバランスを崩れさせていたとはショックですよね。特に顔は一度歪んでしまうと、元に戻すのは至難の技。今すぐにでも悪い習慣を見直し、歪みのない顔を保つように心がけましょう。


writer:Akina