「反省はしない」ぶれないポリシーを持つカズレーザー

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トークバラエティ番組で後方のひな壇に座る若手芸人は、ガヤ要員としてだけではなく一言でも目立つ発言をして次の仕事に繋げたいと願うものである。時には張り切りすぎて暴走してしまう者もいるが、先輩芸人らは寛容に接してくれる場合が多い。しかし昨年ブレイクしたメイプル超合金のカズレーザー(32)は、このような場面で何が何でも爪痕を残そうという気持ちは「全然無いですね」と断言。彼よりひと世代上の芸人らを驚かせていた。

4月24日放送の『しゃべくり007』でおよそ1年ぶりに登場したメイプル超合金。コンビのレギュラー番組も増え、カズレーザーは冠番組を持つなど今年もさらなる飛躍が期待できそうだ。

トークバラエティの人気番組や特別番組でひな壇に座るチャンスが与えられた若手芸人は、大きな声でヤジを飛ばすなど一生懸命である。その他大勢で終わることなく少しでも目立ち、番組の作り手側にアピールしたいのだろう。だがカズレーザーは様々なバラエティ番組に出演してきたが、「ジタバタして爪痕を残そうとするのは、あまり好きではない」と話している。

同番組以外でもMCとしてカズレーザーを見てきた上田晋也(くりぃむしちゅー)も彼がひな壇でグイグイ前に出てくるタイプではないことは認識しているものの、「よっしゃ〜行くぞ!」と思ったことはないのか―と尋ねた。するとカズレーザーは「全然無いですね」と言い切ったのだ。

この発言に「若手の頃は“今日は何もできなかった”って、落ち込むけどね」「若手の時は凹むだろう」と昔の自分を振り返る原田泰造(ネプチューン)らに、「ホントっすか?」「凹むくらいならヘラヘラしたい」と微笑むカズレーザー。実際に本番で活躍できず楽屋で落ち込んでいる芸人仲間がいても、「そんな事より約束してたじゃん、飲みに行こうよ」と明るく連れ出すそうだ。

昨年に出演した『ダウンタウンなう』で同じような質問をされたカズレーザーは、「ダウンタウンさんが喋った方が面白いじゃないですか」「番組が面白くなるなら、自分は目立たなくても構わない」と語っていた。彼にとって自分が目立つより、面白い番組になることが優先なのだ。ちなみに「反省とかしないの?」と上田に聞かれたカズレーザーは、「反省はしない、ただただ悩むって“バカのする事”、意味無いです」とここでもにこやかな笑顔だった。
(TechinsightJapan編集部 みやび)