韓国・ソウルにある繁華街の明洞で、観光客に道案内をする観光ガイドの人たち(右、2017年4月25日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】韓国を訪れる中国人観光客の数が3月に40%も減少したことが、韓国観光公社(KTO)の統計で明らかになった。米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備をめぐり、中国政府が同月15日から韓国への団体旅行を禁止したことが理由。

 韓国を訪れる中国人観光客は、通常は全体の50%超に上り、昨年3月は60万人を超えたが、今年は36万人を少し上回る程度にとどまった。

 KTOによると、同月に韓国を訪れた観光客は全体で123万人と、前年比で11.2%減少した。

 ロッテ(Lotte)グループの広報担当者によると、韓国の免税店の売上高の70%は中国人観光客に依存しており、大きな打撃を受けているという。ロッテ免税店(Lotte Duty Free)は、今年上半期の損失額が推計10億ドル(約1100億円)に達すると伝えられている。

 米韓両政府はTHAAD配備について防衛目的としているが、中国政府は自国の核抑止力を無効化させる可能性があるとして激しく反発。経済報復ともとれる一連の対抗措置を実施している。
【翻訳編集】AFPBB News