カズレーザー、美女タレントに「ブスです!」。新番組で光る不思議な魅力

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 レギュラー番組だけではなく、ひな壇、パネラーなど、表情ひとつ変えずに独特のコメントを放つカズレーザー。最近、特番なども重なった時期だけに、見ない日がなかったと言ってもいいかもしれません。

 そんな中、始まった冠番組『絶対!カズレーザー』は、彼の不思議な魅力が気になる人は必見の深夜番組です。

『絶対!カズレーザー』は、火曜の深夜に放送されています。個人的には、『フリースタイルダンジョン』を観てからの流れが理想的です。ダンジョンのラップ対決で覚醒し、『絶対!カズレーザー』の毒素で締めるのがちょうどいいと感じました。

 最近も、『フリースタイル〜』で呂布カルマ vs R-指定の名勝負にシビれていたところ、『〜カズレーザー』では、10人の自称美女タレントを美人かブスかジャッジしていくカズレーザー無双に目が覚めました。ちなみにどちらもテレビ朝日系。

◆魅力その1 現場をいい意味で乱す力

 番組は、カズレーザーにやらせたい企画を募りそれを実行していくというもの。

 初回&2回目は、「街の奇人は本当に奇人か」を調査するロケ。一般の方で、「ちょっと風変わり」な人をカズレーザーが根掘り葉掘り取材。もう、相手やその場の空気をかき乱すことに関して、天才的です。
 UFO村のオヤジとの一戦は、彼の店に置いている高価だという隕石を素手で触ったり、勧められた隕石入りの水を「汚ったねえ!」と拒否したり、たまたま入った客に勝手にサービスで持って帰らせようとしたり…ヒリヒリするぐらいの悪態オンパレード。

 私、世代的に『元気が出るTV』の高田純次vs清川虹子戦を思い出してしまいましたよ。一連の潜入取材を終えて、相方・安藤なつが待つロケ車でジャッジ。「あれは奇人だろ!」と正解を導き出すというもの。こうして、4人の「奇人」と呼ばれる人に会っていくのでした。

◆魅力その2 毒のある取材力

 バラエティ番組などでも分かるように、カズレーザーは目上の先輩方にもサラっと毒を吐きます。相手が一般人だって容赦はしません。街で目撃情報などがSNSなどに上がることもある「たわしおじさん」(※)での取材シーンは見事でした。

※たわしにリードをつけて犬のように散歩させているおじさん

⇒【Instagram】はコチラ https://www.instagram.com/p/BE0zvGSSz3E/
 ズバリ思っていることを発し、相手の傷口をどんどん広げていくインタビュー能力は素晴らしいと思います。たわしおじさんの設定もどんどん矛盾が出てきてしまい、最終的に「凡人」に認定されました。次々と化けの皮がはがされていく様子に、刑事ドラマのような凄みすら感じました。

◆魅力その3 素早い判断力 バイセクシャルとしても有名なカズレーザー。第3回目は自称・美人なのに仕事が少ないタレントを美人かブスかジャッジする企画でした。ここで、その容赦のない審美眼が大活躍です。

 一般の女性が判断するのだったら「…ブスではないから、まあ可愛いか」と曖昧に済ませる分野の女性を「あなたはブスです!」と息をつく間もない早さで斬っていきました。

 ただジャッジするだけではなく、芸能界でどう生きていけばいいか、相席スタートの山崎ケイとともに今後の売り出し方も考えてくれたわけですが、それが的確すぎて、ただの悪口にならないところが見ている側としても勉強になりました。

 現場をいい意味で乱す力、毒のある取材力、素早い判断力等、改めて彼の魅力を引き出す番組。そして、ゲストや一般の人に対して、見ている側が「モヤモヤと」思っていても言えないことを彼が代弁してくれるため、スッキリしてしまいます。

 若手芸人に無茶ブリをするような趣向ではなく、カズレーザーの魅力を世の中の人に見つけてもらおうという意図があり、スタッフたちの愛情を感じる番組でした。

<TEXT/タケダマコ>