仏大統領選の第1回投票後に仏パリのビストロを訪れたエマニュエル・マクロン前経済相(2017年4月23日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】フランス大統領選で5月7日の決選投票に駒を進めた中道系独立候補のエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)前経済相(39)が、第1回投票後の選挙集会で支持者らに対し既に勝利したかのような高慢な発言をした上、派手なパーティーが開かれた首都パリ(Paris)の高級ビストロを訪れたことについて24日、側近からも批判の声が上がった。

 政治経験が乏しいマクロン氏が率いる政治運動「前進(En Marche)」のリシャール・フェラン(Richard Ferrand)幹事長は仏テレビBFMに対し、「われわれは謙虚になる必要がある。まだ選挙で勝利しておらず、勝利のために人々を団結させる必要がある」と述べた。

 マクロン氏は、決選投票に進むことが確実となった23日夜、妻のブリジット・トロニュー(Brigitte Trogneux)さんと共にパリ南部で行われた選挙集会に姿を現し、「マクロン!大統領!」と歓声を上げる数千人の熱狂的な支持者らに対し「われわれは1年でフランス政界を変えた」と述べていた。

 選挙集会後、マクロン氏はパリ南部の有名ビストロにいる支持者らのもとを訪れ、その様子が撮影されていた。このレストランはパブロ・ピカソ(Pablo Picasso)をはじめとする芸術家の行きつけで、ステーキと付け合わせのポテトの値段は28ユーロ(約3350円)。

 同じく決選投票に進んだ極右政党「国民戦線(FN)」のマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)党首(48)の側近、フロリアン・フィリポ(Florian Philippot)氏は24日、「マクロン氏は、もう勝利したかのようにスピーチしていた」と指摘。2007年の大統領選でセレブや財界首脳をシャンゼリゼ(Champs Elysees)通りのレストランに招いて勝利パーティーを行い悪評を浴びたニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)元大統領と同じだと批判した。
【翻訳編集】AFPBB News