中国自動車市場における2016年の新車販売台数は約2803万台に達した。これだけ多くの自動車が売れたものの、中国ではまだマイカーを持っていない若者は意外と数多く存在する。これには様々な理由があるが、その1つにはマイカーを買うだけの十分な収入がないという点が挙げられるだろう。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国自動車市場における2016年の新車販売台数は約2803万台に達した。これだけ多くの自動車が売れたものの、中国ではまだマイカーを持っていない若者は意外と数多く存在する。これには様々な理由があるが、その1つにはマイカーを買うだけの十分な収入がないという点が挙げられるだろう。

 中国メディアの今日頭条は20日、多くの中国人にとって自動車はまだまだ高額な買い物であり、返済の圧力が大きくなることが分かっているというのに、それでも中国人が車を買おうとするのはなぜなのかと疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事は、中国人が経済的に苦しくてもマイカーを購入する1つ目の理由について、春節に実家に帰省する際、電車や高速鉄道の切符を購入するのは非常に難しいが、自動車があれば切符の購入を心配せず自由にアクセルを踏み、帰省できるからだと説明。しかもこの時期の高速道路は無料であるという点にも言及した。

 2つ目の理由として、農村部に住む高齢者たちは、自動車の所有者に対して深い敬意を抱くと指摘。自動車を持つことは農村部においては非常にメンツが立つことであるため、やはり帰省時には車で帰ると村の中における一族の立場を高めることができるためだと説明した。

 また3つ目の理由として、例え毎月ローンを支払う必要があったとしても、自動車を所有しているというステータスは「商談の際に自分や会社の実力を相手に知らせることができる」と指摘し、中国では自動車を所有することは「特別なこと」なのだと説明した。

 記事はこれらの理由に動かされて、中国人たちは生活上の圧力をものともせず自動車を購入しているという見方を示したが、もし、中国の中古自動車市場でも日本のような信頼性やお買い得感があれば、中国人も自動車購入に伴う圧力はずいぶん小さくなるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)