相次ぐ銅像破壊  観光ガイド「歴史の保存こそが我々の責任」/台湾

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(台北 25日 中央社)台南市の八田与一氏や陽明山(台北市)の蒋介石元総統の銅像が相次ぎ破壊されている件で、テレビ番組などに出演し人気を博している観光ガイドの林龍さんは22日、フェイスブックを更新し、歴史の保存に努めることこそがわれわれの責任だとつづった。林さんのフェイスブックには賛同を示すコメントが多く寄せられている。

林さんは、いいことも悪いこともこの土地が歩んできた道であり、先人が残した物は100年経てば全て古跡になるとし、歴史の功績と過失は後世に語り継がれていくべきだと述べている。

台湾では今月16日、台南市内の烏山頭ダムにある八田与一氏の銅像の頭部が中国大陸との統一を支持する元台北市議の男らによって切断されているのが見つかった。

また、近年蒋介石像の破壊が続いており、今月22日には「台湾建国工程隊」を名乗る者がフェイスブック上で犯行声明を発表し、陽明山の蒋介石像前で破壊行為に及ぶ写真を公開した。声明文で、八田与一氏の銅像が破壊されたことに対する報復だと主張している。

相次ぐ銅像破壊を受け、一部の市民や政治家からは社会対立の激化を懸念する声も上がっていた。

(陳葦庭、朱則イ/編集:楊千慧)