おもちゃは友達と一緒に仲良く使いましょう…これは小さな子どもが最初に教わる社会のルールの1つではないか。

親も子どもも、もはや当たり前だと認識しているこの考えに待ったをかけた母親がいる。

アランヤ・コルベルクさんである。

数人の男の子に囲まれた息子

先日、アランヤさんが息子のカーソン君を連れ、公園に遊びに行った時のことである。

公園に着くや否や、カーソン君は6人くらいの知らない男の子に囲まれ、「君が持ってきたおもちゃで一緒に遊ぼう」と言われた。

圧倒された様子のカーソン君は、おもちゃを胸に抱え、助けを求めるように母アランヤさんに視線を向ける。

母がFacebookに投稿

アランヤさんはこの時の様子を自身のFacebookに投稿している。

投稿によると、この時母は息子にこう伝えたという。

イヤならイヤだと言っていい

ダメだと言っていいのよ、カーソン。ただ「ダメだよ」って言えばいいの。

母に言われたとおり、相手に「ダメ」だと伝えたカーソン君。

断られた男の子たちは、今度はアランヤさんの元へと駆け寄り、「あの子、貸してくれないって」と文句を言ってきた。

そこでアランヤさんは、彼らにこう声をかけたのだ。

彼は、絶対君たちにおもちゃを貸さなければいけないわけではないの。嫌なものは嫌だと言っただけ。一緒に使ってもいいと思ったら、「いいよ」と言うはずよ。

母親たちの冷たい視線に反論

ただ、前述のとおり、子どもと保護者の間では、「おもちゃは皆で使いましょう」というのが常識だ。

案の定、この時周囲にいた母親たちは、アランヤさん親子に冷たい視線を送っていたという。

「でもこう考えてみて下さい」とアランヤさんは続ける。

大人である私が公園でサンドイッチを食べていたとしますよね。私は、公園で、知らない人と、サンドイッチを分け合わなければならないのでしょうか?そんなことはありません。

分別のある大人が、サンドイッチを分けてくれなかったと言って怒りますか?答えはいいえ!です

アランヤさんは視点を変えて考えるよう促し、更にこう綴っている。

今回の場合、失礼なのはどちらでしょう?

自分のおもちゃを6人の知らない子どもたちに渡すのを渋る息子?それとも自分のものでもないのに、しかも持ち主が嫌がっているのに、寄越せと迫る6人の方?

子どもの頃に人と分け合うことを学ばなかった人がいるのは確かです。

でも、その一方で、相手に「ノー」と言えなかったり、人との距離の取り方がわからなかったり、自分を守る術を知らない人もまた確かに存在しています。

おもちゃを貸さなかった本当の理由

しかも、カーソン君が男の子たちにおもちゃを貸さなかったのには理由があった。

息子がおもちゃを持って行ったのは、その公園で会う約束をしていた、知り合いの女の子と遊ぶため。

「貸して」と迫る男の子たちに渡してしまっては、彼女へのサプライズが台無しになるところでした。

Alanya Kolberg/Facebook

カーソン君には彼なりの正当な理由があったのだ。

賛同の声が多数

同投稿には23万人がリアクションし、シェア数も21万件を超えている。

「おっしゃるとおり!」「私もずっとそう思っていました」「あくまでも“彼の”おもちゃですものね」と賛同する意見が多い一方、「自分さえ良ければ…と思うようになるのでは?」「一緒に遊んで友達になればいいのに」と、違和感を覚えた人もいたようだ。

しかし、アランヤさんは彼女なりに、「何でも相手の言うとおりにしなければいけないわけではない」ということを、これからも子どもたちに伝えていくつもりだという。