中国の反腐敗を扱った社会派ドラマ「人民的名義」が高視聴率をマークしているが、大人社会の「腐敗」が子ども社会にも出現している。資料写真。

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2017年4月24日、中国の反腐敗を扱った社会派ドラマ「人民的名義」が高視聴率をマークしているが、大人社会の「腐敗」が子ども社会にも出現している。澎湃新聞網が伝えた。

北京に住む女性はここ数日、小学1年生の息子が毎日お菓子を持ち帰ってくることに気が付いた。事情を息子に聞くと、「友だちの宿題を代わりにやった報酬としてもらった」と話したという。中国青年報の調査によると、同様のケースは珍しくなく、クラス委員を選出する際によく見られる。

小学3年生の息子を持つ女性は、息子がクラス委員になるためお菓子でクラスメートを買収しようとした出来事を語った。息子はクラス委員の投票日の1週間前から大量のお菓子を学校に持って行くようになり、友だちに配っていた。ところが1週間後、息子は暗い表情を浮かべ帰宅した。事情を聞くと、当日クラス委員の投票があり、息子は残念ながら落選したという。

息子は「1週間お菓子を配ったのに台無しだ」と怒りをあらわにし、母親は「他の人から認められるためにはたゆまない努力と蓄積が必要なのよ」と諭したが、息子は「そうか!じゃあ、次はもっと早めからお菓子を配ろう」と勘違いしていた。こうした現状に中国の心理学専門家は、「中国は今転換期に差し掛かっているが、社会の変化は恐ろしくはない。重要なのは子どもとって重要な存在である親や教師がいかにして正しい方向に導くかだ」と指摘している。(翻訳・編集/内山)