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オムロンは25日、機械学習型AIアルゴリズムを搭載したマシンオートメーションコントローラーを開発したことを発表した。

同コントローラーは、モノづくりの現場で生産ラインや装置を制御するプログラマブルロジックコントローラー機能とAI処理機能をリアルタイムに融合させた、AI搭載コントローラー。

同社が開発したセンサー機器群を用いて、マイクロ秒単位で変化する装置や生産ラインの振動、温度などのセンシングデータとモーター等の出力データをリアルタイムに収集し、時系列データを基に正常時または異常時の特徴量をリアルタイムに生成する。

そして、搭載したAIに学習させた「因果モデル」を基に、機械の「いつもと違う動き」を推定することで、装置の異常が発生する前に安全に装置やラインを制御し、設備の停止や製品品質の低下を未然に防ぐことができるとしている。

なお、同コントローラーは、2016年より一部の顧客に向けてサンプル出荷を開始しており、現場で実証実験を重ねるとともに装置の異常を推定・分析し、装置異常に関する因果関係の知見を高め、2018年からのサービス提供を含めた商品化を目指しているということだ。

同社は今後、AI技術をモノづくり現場で使える「道具」として活用できるよう、同コントローラーをはじめ、センシング機器などにAIを搭載した商品の開発を進め、AIやIoTを生かして装置やラインの状態や製品の品質を保全し「不良を作らず、止まらない」ものづくり現場の実現を目指す顧客の支援に取り組んでいくとしている。

(早川厚志)