【MotoGP2017】第3戦アメリカズGP M・マルケスがテキサスで5年連続の勝利! V・ロッシがポイントリーダーに浮上!

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MotoGP第3戦アメリカズGPの決勝は、終日青空が広がる絶好のコンディションとなり、今季2回目のポールポジションから好スタートを切ったM・マルケス(Repsol Honda Team)が、快調にラップを重ねて優勝した。今期、表彰台から遠ざかっていたM・マルケスはアメリカでは負け知らず、このサーキットでの連続ポールトゥウインを決めた。

 久々に2列目からのロケットスタートを見せたD・ペドロサ(Repsol Honda Team)を先頭に、M・マルケス、V・ロッシ(Movistar Yamaha MotoGP)と続き1コーナーを通過。ポイントリーダーで今期2勝を上げている、絶好調のM・ビニャーレスは2列目グリッドから好スタートを見せたが、1コーナーで5番手に後退。前を走っていたJ・ロレンソ(Ducati MotoGP)をパスして4番手にあがるも、2周目の16コーナーでクラッシュ。そのままリタイアとなった。

D・ペドロサをピタリとマークする形で2番手を走行していたマルケスは、9周目にペドロサをかわしてトップに浮上。14周目、15周目には、このレースでただひとり2分04秒台に入って後続を突き放し、初開催の2013年から5年連続でポール・トゥ・ウインを達成した。

「"ビニャーレスアウト"のサインボードを見て、ポイントリーダーになれると思った」とコメントしているV・ロッシは、数ラップは前を行くレプソルチームのふたりを逃がさないように、距離を測りながら慎重に走行を続けた。5周目には第1コーナーでややはらみ、さらに第4コーナーでは、インに飛び込んで来た今年もっとも勢いがあるルーキーJ・ザルコ(Monster Yamaha Tech3)と接触してコースを外れてしまったが、すぐに立て直して3番手をキープしたままコースに復帰。この接触でコースを飛び出し、コースをショートカットしたことから、ロッシには0.3秒のペナルティが課せられた。

その後、前方でトップの2台が競り合う間に少しずつ差を詰め、そして残り5ラップでD・ペドロサのテールに追いつくと、その2ラップ後の最終コーナーでD・ペドロサをパスし、ついに2番手に浮上。そのままトップから3.069秒差の2位でチェッカーを受けた。

予選4番手からレース前半をリードしたペドロサは、9周目にマルケスにトップを譲るも、その後も2番手をキープ。しかし、フロントタイヤの消耗により終盤はペースを上げられず、V・ロッシにかわされて3位でフィニッシュ。

この結果、トップを独走していたM・ビニャーレスに6ポイントの差をつけ、V・ロッシがポイントリーダーに浮上し、2位にM・ビニャーレス、3位にM・マルケスという結果となった。次回からはいよいよヨーロッパラウンドに突入する。
■各選手のコメント

1位 マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
「今大会は非常に大事なレースでした。転倒したアルゼンチンのあとだったので、最高の形でカムバックすることがとても重要でした。今回の結果はとてもうれしいです。優勝はしましたが、昨日より気温が高くなり難しいレースでした。スタート5分前にチーフメカニックにハードタイヤを使おうと言いました。ミディアムタイヤだとフロントタイヤをかなりプッシュすると思ったからです。ハードを選択したことで序盤は限界を把握しようと思いました。金曜日にあまりこのタイヤを試していなかったからです。ダニ(Repsol Honda Team)の後ろにいましたが、彼が少し苦戦しているのが分かり、と同時にバレンティーノ(ヤマハ)が追い上げてきていたので、そろそろアタックするころだと思いました。そして勝つことができました。チャンピオンシップに戻ってくることができてとてもうれしいです」

2位 ヴァレンディーノ・ロッシ(Movistar Yamaha MotoGP)
「僕もチームも、今日の結果には驚いています。冬季テストから第1戦、第2戦とニューマシンに手間取ってきたので、マシン・セッティングを理解し、乗りこなすまでにはもっと時間が必要だと思っていました。ところが今、マシンがとても良く走ってくれるようになったんです。とくに決勝で、タイヤを消耗したあとも絶好調が続きました。その結果、トップから大きく離されずにゴールできたし、このコースで最高の成績を獲得することができました。とってもうれしいですね! "ビニャーレス・アウト"のサインボードを見たときに、"僕がランキングトップだ"という気持ちが湧いてきました。しかも僕は好調で、前を行くダニ(ペドロサ)のほうが苦しそうだったので、"あと4ポイントが重要だ"と自分に言い聞かせ、結果はその通りになったんです。僕としては、ペナルティは正しくないと思っています。僕らはああするしかありませんでした。さもなければ非常に危険な場所でふたり一緒にクラッシュしていました。レース・ダイレクションの決定を尊重しますが、ミスをしたのはザルコのほうではないでしょうか」