直子役を演じる草刈民代 ©角田光代/中央公論新社 ©2017「月と雷」製作委員会

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10月7日から公開される映画『月と雷』の追加キャストが発表された。

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角田光代の同名小説をもとにした同作は、幼少期に母親が家出をして「普通」の家庭を知らずに大人になった泰子を主人公にした作品。死んだ父が残した家で暮らす泰子の前に、父の愛人の息子・智が現れたことをきっかけにして、平坦だった泰子の日常が変化していくというあらすじだ。泰子役を初音映莉子、智役を高良健吾が演じる。監督は安藤尋。

今回出演が発表されたのは、智の母親で、男性と絶えず関係を持ちながら深い関係を築くことのできない自由奔放な女性・直子役を演じる草刈民代。草刈が夫である周防正行監督の作品以外の映画に出演するのは同作が初となる。

さらに泰子の異父妹・佐伯亜里砂役を演じる藤井武美、泰子の婚約者・山信太郎役を演じる黒田大輔、泰子と同じスーパーで働く友人の吉村役を演じる市川由衣、泰子が幼い頃に直子と連れ子の智と共に暮らした泰子の父親役を演じる村上淳、田舎を流浪していた直子を拾って、一緒に暮らし始める初老の男性・岡本役を演じる木場勝己の出演も明らかになった。

■草刈民代のコメント
運命に抗わない人。台本を読んで直感的に感じた直子の印象です。
直子はいわゆるダメな人です。「この役、なぜ私に?」と思いました。でも安藤監督とお話をさせていただき、「できる?やってみよう、やってみたい!」と気持ちが動き出しました。今までにお見せしたことのない私の姿が、直子として皆様の目に映れば幸いです。
「泰子」を演じる初音映莉子さんの率直な演技は、この作品を象徴しているものだと思います。そして、高良健吾さんが演じる息子「智」には、撮影初日から母と子として共鳴するものを感じました。
葛藤を抱えながらも健気に生きる泰子の姿から、いつも見落としている何かが掘り起こされるのではないでしょうか。ぜひ多くの方々にご覧いただきたいと思います。

■安藤尋監督のコメント
草刈さんと初めての顔合わせで、「なぜ、直子役に私を選んだのですか?」と、問われて、「僕の中で、直子は『パリ、テキサス』のハリー・ディーン・スタントンです。彼のように、風景を背負って、スクリーンの中を歩ける女優は草刈さんだけです!」と、緊張マックスで答えました。意味不明な答えに、笑顔で頷いてくれた草刈さんが素敵でした。やっぱり直子はこの人しかいないと確信しました!