大きすぎる胸のせいで不眠症や腰痛に悩まされる女性(出典:http://www.mirror.co.uk)

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豊胸手術を望む女性は世界中に存在するが、胸が大きいというのは必ずしも嬉しいことばかりではないようだ。イギリスに住む27歳の女性は、あまりにも大きすぎる胸のために腰痛や不眠症に悩まされており、乳房縮小手術を希望している。英紙『Mirror』ら複数メディアが伝えた。

ノースタインサイドのノースシールズに住むローラ・ジャックさん(27歳)は、38GGサイズ(J〜Kカップに相当)という大きなバストの持ち主だ。ローラさんの身長は152cmとイギリス人の平均身長と比べて低いが、バストサイズはその低身長を支えきれないほどの重さと大きさで、普段は慢性腰痛や不眠症に悩まされている。

何回も病院へ通い検査をしてもらったローラさんは、医師から「このままでは脊髄に損傷を与えてしまうことになる。乳房縮小手術をしなければ、5年後には車椅子生活となる可能性もある」と言われショックを受けた。

ローラさんはNHS(英国営病院)での手術を望んだが、身長が低いわりには体重が91.6kgあり、ボディマス指数(BMI)は39ほどだという。NHSで施術が認められるのはBMIが26までの患者ということで、乳房縮小手術は高額な費用がかかるプライベート病院でなければすることができない。

過去にダイエットを試みたローラさんだったが、運動のたびに大きな胸が負担となり腰を痛めてしまうのでジョギングや水泳などを続けることができないそうだ。そして日々、ローラさんを悩ませているのは周りの人の好奇の目だという。

「出かけると、周りに胸をジロジロ見られます。からかわれたりすることもしょっちゅうで、この大きすぎる胸のせいで私は友人を失い人生を楽しむチャンスを逃して来ました。今では自分に自信喪失し、恋人との関係にも影響が出ているんです。」

ローラさんのフィアンセであるアダム・ノーブルさんは「彼女の気持ちを和らげてあげることもできず、してあげられることは何もないのが本当に辛い」と述べた上で「ローラは僕に裸を見せることは一切ありません。彼女が着替える時も僕は部屋を出て目を閉じていなければならないほどです。寝る時も、寝室は真っ暗な状態で彼女は顎まで寝具をすっぽり被ってしまいます」と話している。

また38GGサイズでは、普段着る服さえまともに見つけることもできないとローラさんは言う。

「背が低いので子供服も着ていますが、胸が大きいのでサイズが合わないんです。ブラも胸をサポートするどころか、重さで肩をえぐるだけ。私は健康上の理由で乳房縮小手術を望んでいるのに、NHSでは適用されないというのは不公平です。中にはNHSで豊胸手術を受けている人もいるのに。」

胸が大きいという理由で頻繁に襲う脊髄の痛みに、ローラさんは痛み止めを飲んだり物理療法を試したりしたが、これまで効果はなかったそうだ。そこで最後の頼みの綱として昨年12月、オンライン募金サイト「GoFundMe」にアカウントを設置し、寄付金額5500ポンド(約77万円)を目指して世間に寄付を願い出た。

「最後の解決策として『GoFundMe』に頼ることにしました。どんなに減量しようと思って頑張ってもできません。このまま車椅子生活になって人生が台無しになってしまうのだけは避けたいのです。できるだけ早く寄付金を集めて手術をしたいと思っています。そうすれば自信を持って仕事もできるし人生やりたいことに打ち込めます。どうか寄付をお願いします。」

現在、このアカウントページには善良な9人から計175ポンド(約2万4000円)の寄付が寄せられているが、目標金額までの道のりは長そうだ。というのもこのニュースを知った人たちからは、ローラさんへの批判が少なからず寄せられているからだ。

「悪いけど寄付しないわ。胸が大きくて腰痛で…っていうのはわかるけど、運動に負担がかかるなら食生活を改善することから始めればいいじゃない。痩せようと思えば痩せられるはず。それなのに他人のお金で胸を小さくしたいなんて甘えているだけよ。」
「減量のためにできる運動は絶対にあるはず。NHSが肥満患者の手術をしないっていうのも納得できるわ。」
「痩せてからもう一度寄付をお願いしたら?」

なお、NHSノースタインサイドの医療委託グループ(Clinical Commissioning Group)の医療議長であるジョン・マシューズ医師は「イギリス北東部の全てのNHS委員は、BMI高数値を持つ患者へは厳格な基準に沿わなければならないという手術ポリシーを採用しています。肥満度が高いとそれだけ治療や施術の安全性に欠けます。各ケースは個別に考慮されますが、基本的にハイリスクの状態で特別な治療はできません」と話している。

出典:http://www.mirror.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)