「北の桜守」ポスタービジュアル

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 吉永小百合が主演する滝田洋二郎監督作「北の桜守」が、2018年3月に公開されることが決まり、ポスタービジュアルと超特報映像が披露された。極寒の北海道・網走で撮影された、物語の重要シーンをとらえている。

 吉永の120作目となる映画出演作で、北海道を舞台にした「北の零年」「北のカナリアたち」に続く“北の三部作”の最終章に位置付けられるヒューマンドラマ。「おくりびと」で日本初の米アカデミー賞外国語映画賞を戴冠した名匠・滝田監督がメガホンをとり、戦中から戦後にかけて北の大地で懸命に生きた親子の約30年にわたる軌跡を描く。

 1945年、樺太で家族と暮らしていた日本人女性・江蓮てつ(吉永)は、ソ連軍の侵攻によって土地を追われ、息子2人を連れて北海道の網走にたどり着く。やがて時は経ち71年、行方知れずの夫を1人で待っていたてつは、アメリカで成功をおさめた次男・修二郎(堺雅人)と札幌で同居することになるが、戦禍のPTSDに悩まされていく。

 特報映像とポスタービジュアルは、てつが幼い修二郎とともに、海に向かって夫の無事を祈るシーンを切り取っている。吹き荒れる吹雪のなかで、寒さに耐え忍ぶ姿から、苦難に負けず必死で生き抜こうとする強い意志が伝わってくる。

 2月16日に網走でクランクインした本作。厳冬のロケ撮影のメインは、流氷が眼前に広がる海岸での撮影であったが、撮影前日に風向きが変わり、流氷が遠くに流されるハプニングが発生した。19日に流氷が接岸したものの、翌日に再び流されてしまい、本シーンの撮影が実現したのは同所でのロケ最終日。当日はスタッフが用意したテントが吹き飛ばされるほどの吹雪で、体感温度はマイナス20度を超えた。そんな自然との戦い、ハプニングの連続のなか、吉永が子役を気遣う場面も多く見られたという。

 なおキャストは吉永のほか、堺、篠原涼子、佐藤浩市、阿部寛、高島礼子、中村雅俊、笑福亭鶴瓶、岸部一徳ら豪華な面々が結集している。「北の桜守」は、都内近郊での撮影が4月30日、稚内を中心とした北海道縦断ロケが6月上旬から始まり、クランクアップは7月上旬を予定している。18年3月から公開。