インド南部タミルナド州マドゥライのダム湖で、水面をスチロールで覆おうとする自治体職員たち(2017年4月21日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】インドの政治家が渇水対策として、水を蒸発させないようにダム湖の水面を板状のスチロールで覆うというとっぴな企てを実行したものの、大失敗に終わって赤っ恥をかく出来事があった。

 渇水被害に苦しむ南部タミルナド(Tamil Nadu)州政府の大臣であるセルー・K・ラジュ(Sellur K Raju)氏は、ダム湖に多数のスチロール板を浮かべれば、水の蒸発を減らす一助となると主張。だが21日、気高くも不可解なこの計画を実行したところ、軽量のスチロール板が強風で吹き飛ばされ水面上に舞い上がるなど、即座に失敗が明らかとなった。

 この様子を撮影した映像には、自治体職員らが空を舞うスチロール板を手こぎボートで追いかけたり、石を用いて動かないように固定しようとしたりする姿が捉えられていた。また、カラーテープでつなげたスチロール板が、無残な塊となって岸に打ち上げられている様子がいたるところに映っていた。

 一方で、このとっぴな計画に100万ルピー(約170万円)が費やされたとされており、ラジュ氏は報道陣に対して、この「スチロールテクノロジー」が水の蒸発を抑えると聞いたと釈明。だが詳細については語らなかった。

 ラジュ氏が腰まで水に漬かり、スチロール板と格闘する画像はソーシャルメディア上の物笑いの種となり、市民からは計画は税金の無駄だとして、失敗に終わった今回の実験に対する批判が殺到した。
【翻訳編集】AFPBB News