貧打、投壊・・・ 迷走を続ける北海道日本ハムファイターズ

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 北海道日本ハムファイターズは西武ライオンズとの3連戦でも白星を挙げることが出来ず、チームは8連敗。初戦は1安打完封負け、2戦目も相手の失策がらみの1点のみ、3戦目は2ケタ失点と、投打ともまるで歯車がかみ合わないと言った状態だ。苦しむ昨季王者に浮上のきっかけはあるのだろうか。

■泥沼の8連敗 光がみえない。

 特に、ライオンズとの3連戦は、もはや競い合うことすら出来ていない試合内容だった。

 投手陣に関しては先発が踏ん張り切れず早い回で失点、後続も打ちこまれるパターンが続き、ここまでチーム防御率は12球団ワーストの4.65。相手打線の勢いをまるで止めることが出来ず、失点を重ねている。14日の楽天イーグルス戦から始まった8連敗中、最初の4敗までは2点差までの敗戦で接戦をモノにできないという印象だったが、20日のオリックスバファローズ戦は8失点を喫し、続く西武ドームでは3試合で計30失点。もはや壊滅状態といっても過言ではない燦々たる結果だ。

 打線では現在パリーグ首位打者の近藤が安打を放ち続けるも得点に結びつかず、チャンスは作りながら『線』ではなく『点』のまま沈黙を続ける。

 23日には、4番にこの日一軍復帰の中田翔、6番に巨人から移籍の大田泰示を入れ、計11安打を放ちテコ入れは効いたかに見えたが、たったの3得点。特に頼みの中田は4度、走者を置きながら全て凡退。4番が役割を全く果たせないのでは連敗中のチームとしては苦しい限りだ。主力のレアード、中島等も低打率に沈み、活路が見出せずにいる。

■奮起が待たれる現有戦力 戦列を離れている大谷翔平の存在は確かに大きいだろう。昨季、投打の支柱として日本一の原動力となり、MVPも獲得するほどの獅子奮迅の活躍をみせた。だが『二刀流』に頼りきったばかりに現在の低迷があるのならば、プロ集団としてあまりにも脆いと言わざるを得ない。

 ライオンズ3連戦を終え、「たかが20試合」と強気な発言を放つ主力選手がいた。確かにペナントレースはまだまだ先は長い。だが、失点は12球団唯一、3ケタまで昇り、膨らんだ借金は12。このチームを立て直していくためには言葉をうそぶくよりも、強い覚悟で目に見える結果を出し続けて行くしかないだろう。