「女性の勘違いあるある」数多く付き合ったほうが、いい人と出会える

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「今の付き合いが終わりそうになると、必ず次の彼氏候補が現れるんです。『まぁいいかな?』と思ったら付き合うんですが、いつも『わたしには今の彼が一番だ!』って、言い切れないところがあります」

これまで5,400件以上の恋愛相談を受けてきた筆者のもとには、こんなご相談も寄せられます。ご相談者の弥生さん(仮名)が初めて男性と付き合ったのは、大学に入学した直後で、ずっと女子校にいた彼女が入学したのは男女比が9:1の学部。

もともとセクシーな容姿だった弥生さんには、男性からのお誘いがひっきりなしにあり、入学した翌月には3人の男性にアプローチされており、あっという間に彼氏ができたそうです。しかし、付き合って1年経った頃、彼との間のちょっとしたトラブルで別れることに。しかし半月も経たないうちに新しい彼ができました。弥生さんの周りには、常に新しい男性がスタンバイしていたようです。

その後も男性の多い会社に就職したので、彼氏が途切れることはなく、今まで付き合った男性は10人程度と一般的に周りに比べたら多い方。唯一の悩みは、これまで最高1年10ヶ月しかお付き合いが続いていないこと。28歳になった彼女は結婚を視野に入れた今、男性とのお付き合いについて真剣に考えはじめています。

今回のコラムでは、弥生さんのように多くの男性と付き合うことのいい点と悪い点をご紹介したいと思います。

よい点:一人の男に執着しすぎない

多くの男性と付き合う女性は、彼がいるのに合コンに行ったり、彼との付き合いが危なくなったら、例え一時的に二股になったとしても他の男性との出会いを探すことなどを、特に罪悪感を持たずにできる人が多いです。

恋愛で後悔することのひとつに、一人の男性に執着し過ぎて上手くいっていないのに長く付き合ったり、振り向いてくれないのに長い間追いかけたり、ということがあります。弥生さんのように、彼に対して不安に思ったら他の人を探してみるのは、効率のいいやり方です。

他の男性とも出会うことで彼のよさを再認識することもありますし、もっといい人とベストタイミングでお付き合いができるかもしれませんから。

悪い点:少しの欠点を受け入れず、次の人を求める

数をこなしすぎると、1回1回のお付き合いが短くなりがち。恋愛でも結婚でも、最初はお互いに「嫌われたくないから」という理由でカッコつけるものですが、それだけでは外面的なお付き合いだとも言えます。

また、そういうお付き合いが多い場合は、「相手の嫌な部分が見えて、テンションが下がった」ということにもなりがち。嫌な部分が見えたときは「どうしてそうなんだろう?」と理解したり、直してほしければ上手く伝えるなどして、相手との絆は深まっていくもの。

ですが異性とのお付き合いしてきた数が多く、「上手くいかないなら次がある」と考えている人はそこを乗り越えることなく次の人を求めがちになるので、お互いに飾らずにお付き合いできる関係になる前に終わってしまうことも多くなります。

最初にデートしてお付き合いした相手と結婚できれば最高ですが、自分に合った相手をデートもしないうちに見抜くなど、ほとんど不可能といえるでしょう。そういう意味で、数をこなすのは非常に重要です。しかし、次から次へと相手を変えればいいというものではありません。

お付き合いが長くなり、2人の関係が恋愛から結婚など次のステージに進むと、多かれ少なかれ問題は起きるもの。仲のいい夫婦は、そういった問題をうまく解決したか、解決するように努力しているんです。

愛用品なども長く使えば使うほど味が出てくるように、恋愛もお互いを大事にできる関係であれば、お付き合いが長くなるほどに絆が深まっていくものですよ。

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※ Eviled / Shutterstock

【筆者略歴】

橘つぐみ

恋愛コンサルタント。つぐみ恋愛相談所代表。テクニックだけでなく、ポンポンッとうまくいく雰囲気も教えるコンサルや勉強会が人気。著書は『野性の勘で恋せよ乙女!(講談社)』、『最終彼氏の見つけ方(大和出版)』他。2児の母。